東京株式(前引け)=続伸、バリュー株買われ最高値街道走る
26日前引けの日経平均株価は前営業日比211円12銭高の3万9309円80銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億4699万株、売買代金概算は2兆9196億円。値上がり銘柄数は995、対して値下がり銘柄数は608、変わらずは53銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は日経平均が上値指向を継続し最高値圏を進む展開となった。半導体関連の主力銘柄が売られる一方で、銀行株や商社株、自動車株などのバリューセクターに買いが入り全体相場を押し上げた。3連休明けとなった東京市場だが、前週22日に史上最高値を更新し目先達成感も出やすい場面。ただ、連休中に欧州や米国株市場が上値指向を強めたことで買い安心感が浮上している。前場の売買代金は2兆9000億円台と3兆円近くに達するなど大活況を呈している。
個別ではトヨタ自動車<7203>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも物色人気、野村マイクロ・サイエンス<6254>も値を飛ばした。ブレインパッド<3655>が急騰、ACCESS<4813>はストップ高、さくらインターネット<3778>なども大幅高。半面、レーザーテック<6920>が利食われ、東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>などが軟調、ソニーグループ<6758>も冴えない。イトーキ<7972>が急落、ジャパンマテリアル<6055>も売られた。