京成は反落、OLC株一部売却で純利益・配当を上方修正も材料出尽くし
京成電鉄<9009>は反落。この日朝方、持ち分法適用関連会社であるオリエンタルランド<4661>の一部株式売却による特別利益の計上に伴い、24年3月期連結純利益予想と配当予想を上方修正すると発表。京成が保有するOLC株を巡っては、海外投資ファンドから売却するよう求められていたことが従前から報じられており、材料出尽くし感から目先売りが先行している。
今期純利益予想を378億円から839億円(前期比3.1倍)へ引き上げ、期末配当予想は特別配当8円を上乗せし21円とした。年間配当額は34円(前期20円)となる。業績修正では売上高は据え置いたが、営業利益を250億円から240億円(前期比2.3倍)に引き下げており、これを嫌気した売りも出ているもよう。