東京株式(前引け)=続落、押し目買い観測も上値重い
26日前引けの日経平均株価は前営業日比49円72銭安の4万364円40銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は7億4583万株、売買代金概算は2兆544億円。値上がり銘柄数は843、対して値下がり銘柄数は735、変わらずは77銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は様子見ムードのなか、日経平均は下値模索の動きを継続した。前日に470円あまりの大幅安をみせたことから目先値ごろ感からの押し目買いを誘導し、下げ幅は限定的となってはいるが、上値を買う動きも限定的で利益確定売りに押される地合いとなっている。前日の米国株市場では大手IT株が軟調に推移しNYダウなど主要株価指数が揃って下落したことから、きょうの東京市場もその流れを引き継ぐ格好となった。総じて手掛かり材料難が意識されるなか、売買代金も2兆円台はキープしたものの低調となっている。
個別では前日にストップ安した小林製薬<4967>が朝方買い戻されたものの売り直され大幅続落。ソフトバンクグループ<9984>が安く、ファーストリテイリング<9983>、ニトリホールディングス<9843>なども値を下げた。東急<9005>、青山商事<8219>が大幅安、Gunosy<6047>も大きく下落した。半面、ディスコ<6146>が上昇、SCREENホールディングス<7735>も買いを集めた。三菱重工業<7011>が買われ、三井E&S<7003>も値を上げた。あみやき亭<2753>が急伸をみせたほか、フリービット<3843>、CIJ<4826>なども大きく水準を切り上げている。