「外食」が19位にランクイン、賃上げ相次ぎ外食産業に追い風か<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「外食」が19位にランクインしている。
外食産業は、コロナ禍からの持ち直し傾向が堅調に続いている。日本フードサービス協会(東京都港区)が3月25日に発表した2月度の外食売上高でも、全店ベースの売上高は前年同月比11.4%増と27カ月連続で前年実績を上回り、19年同月比でも15.7%増となった。訪日外国人の高単価メニューの消費意欲は旺盛で、DR(ディナーレストラン)などの売り上げを押し上げる一方、お得なバリューの訴求による集客効果も大きく、引き続き外食消費の二極化が進んでいるという。
ただ、地方では深刻な人手不足で営業日数の削減を余儀なくされ、コロナ禍からの脱却の途中で厳しい経営環境に直面しているところもある。また、原材料価格や光熱費の高騰もあり、業績回復が思うように進まなかった企業も少なくない。こうしたなか、今年の春季労使交渉(春闘)では大手を中心に賃上げが相次いでいることも外食産業にとっては追い風となり、引き続き注目のテーマといえそうだ。
この日の関連銘柄の動きでは、くら寿司<2695>、日本マクドナルドホールディングス<2702>、クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>、サイゼリヤ<7581>など幅広い銘柄が堅調な動き。先日、利益予想を上方修正したあみやき亭<2753>も上昇し、DDグループ<3073>、ヨシックスホールディングス<3221>など居酒屋にも高いものが目立つ。