京成が続伸、「英ファンドがOLC株式の保有縮減を株主総会で諮るよう要請」と伝わる
京成電鉄<9009>が続伸している。米ブルームバーグ通信が「英投資ファンドのパリサー・キャピタルが、投資先の京成電鉄に対し、保有するオリエンタルランド株式を短期間で15%未満まで減らすべきかどうか、自ら株主に諮るよう要求していることが1日、分かった」と報じた。オリエンタルランド<4661>株式の削減に加え、資本政策の導入やガバナンス改善のための委員会設置についても取締役会から議案として提出するよう要請したという。株式市場では、政策保有株の縮減加速などにより、京成の資本効率が更に向上するとの思惑が広がる形となり、物色されたようだ。京成は3月、OLC株式の一部譲渡により特別利益710億円を計上すると発表。しかしパリサー側は依然として、京成が保有するOLC株式は過大だとの考えを示したという。