【↓】日経平均 大引け| 大幅反落、米株安や原油高で3万9000円割れ (4月5日)

市況
2024年4月5日 16時03分

日経平均株価

始値  39237.39

高値  39274.76(09:03)

安値  38774.24(10:57)

大引け 38992.08(前日比 -781.06 、 -1.96% )

売買高  18億2633万株 (東証プライム概算)

売買代金  4兆5108億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は781円安と大幅反落、リスク回避の動き強まる

2.米金利低下期待後退し前日のNYダウは530ドルの大幅安

3.原油価格の上昇が警戒され日経平均は3万9000円割れに

4.東エレクやレーザーテク、ディスコなどが売り先行の展開に

5.INPEXやENEOS、コスモHDなど石油関連株は上昇

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比530ドル安と4日続落した。早期の利下げ観測の後退やインフレ懸念で売りが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は大幅反落し3万9000円台を割り込んだ。原油価格が上昇し米国で利下げ期待が後退するなか、リスク回避の流れが強まった。

前日の米株式市場では、NYダウは大幅に4日続落。米連邦準備制度理事会(FRB)高官発言で米国の利下げ期待が後退したほか、原油価格の上昇が警戒された。米株安を受け、東京市場ではリスクオフ姿勢が強まり売りが膨らむ展開。日経平均は一時1000円近く下落する場面もあり、3月15日以来の3万9000円割れとなった。半導体関連や銀行、自動車株などが売られた。一方、石油関連株などが上昇した。今晩は米3月雇用統計の発表があり様子見姿勢も強まるなか、日経平均は引けにかけ下げ渋った。

個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が軟調。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>も値を下げた。ファーストリテイリング<9983>やソフトバンクグループ<9984>も下落し、東京電力ホールディングス<9501>が売られた。

半面、INPEX<1605>やENEOSホールディングス<5020>、コスモエネルギーホールディングス<5021>が値を上げ、ニトリホールディングス<9843>や花王<4452>が上昇。三井E&S<7003>や日立製作所<6501>、楽天グループ<4755>が高く、三菱地所<8802>や三井不動産<8801>、武田薬品工業<4502>が堅調だった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523>、TOTO <5332>、キッコマン <2801>、花王 <4452>、京成 <9009>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約8円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約477円。

東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)繊維製品、(2)陸運業、(3)石油石炭製品、(4)空運業、(5)不動産業。一方、下落率の上位5業種は(1)精密機器、(2)証券商品先物、(3)電気機器、(4)機械、(5)電気・ガス業。

■個別材料株

△Lドリンク <2585> [東証P]

御殿場工場が稼働開始。

△ハローズ <2742> [東証P]

重点商品の低価格販売など奏功し24年2月期業績は計画上振れ。

△Kudan <4425> [東証G]

東証が信用取引に関する臨時措置を解除。

△スピー <4499> [東証S]

阪急阪神不動産が督促自動化SaaS「コンプル」導入。

△免疫生物研 <4570> [東証G]

消化管間質腫瘍を診断・治療する抗体医薬品の特許を徳島大と共同で取得。

△メディアL <6659> [東証S]

スカパーJがIPゲートウェイ「Xscend」を採用。

△トラースOP <6696> [東証G]

「丸紅系が『AIrux8』販売開始」と報道。

△バードマン <7063> [東証G]

「Celest1a」が花王商品の広告プロモーションに起用と発表。

△ハイデ日高 <7611> [東証P]

「24年2月期営業利益45億円」との報道。

△オンワード <8016> [東証P]

前2月期営業利益2.2倍で今期も2ケタ成長見込む。

▼ダイセキS <1712> [東証S]

25年2月期は減収減益へ。

▼東エレク <8035> [東証P]

SOX指数の大幅安に追随。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)オンワード <8016>、(2)アルインコ <5933>、(3)ハローズ <2742>、(4)ユニチカ <3103>、(5)クラボウ <3106>、(6)Lドリンク <2585>、(7)TSIHD <3608>、(8)平和堂 <8276>、(9)オークワ <8217>、(10)ゴルドウイン <8111>

値下がり率上位10傑は(1)東邦鉛 <5707>、(2)三協立山 <5932>、(3)TOWA <6315>、(4)ダイセキ <9793>、(5)野村マイクロ <6254>、(6)ネットプロ <7383>、(7)ミガロHD <5535>、(8)OSG <6136>、(9)ACCESS <4813>、(10)東電HD <9501>

【大引け】

日経平均は前日比781.06円(1.96%)安の3万8992.08円。TOPIXは前日比29.38(1.08%)安の2702.62。出来高は概算で18億2633万株。東証プライムの値上がり銘柄数は566、値下がり銘柄数は1026となった。東証グロース250指数は691.04ポイント(5.18ポイント安)。

[2024年4月5日]

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