東京株式(前引け)=続落、下値模索も売り一巡後に下げ渋る

市況
2024年4月11日 11時51分

11日前引けの日経平均株価は前営業日比198円08銭安の3万9383円73銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は8億1867万株、売買代金概算は2兆1568億円。値上がり銘柄数は535、対して値下がり銘柄数は1064、変わらずは53銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は時価総額上位の主力株をはじめ総じて買いが手控えられる展開に。朝方に日経平均は500円以上の下落で3万9000円トビ台まで突っ込む場面があった。前日の米国株市場では、発表された3月の米消費者物価指数(CPI)が予想よりも強い内容で、米長期金利上昇を背景に株式の割高感が意識されNYダウが大きく下値を探る展開となった。東京市場でもこの流れを引き継ぎリスク回避の売りが優勢となっている。ただ、外国為替市場での円安進行などを背景に売り一巡後は下げ渋り、前引け時点で日経平均の下げ幅は200円を下回っている。

個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>などが軟調、東京電力ホールディングス<9501>も利益確定の売りに押された。ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。吉野家ホールディングス<9861>、サイゼリヤ<7581>が急落、パルグループホールディングス<2726>なども値を下げた。半面、ソシオネクスト<6526>が商いを伴い上昇、ディスコ<6146>も買いが優勢だった。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが値を上げ、日立製作所<6501>も高い。有沢製作所<5208>がストップ高人気となったほか、トレジャー・ファクトリー<3093>、MonotaRO<3064>、コシダカホールディングス<2157>などが値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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