「原油高メリット」が22位にランク、中東情勢緊迫化でWTI価格上昇<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「原油高メリット」が22位となっている。
中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が上昇している。12日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限が前の日に比べ0.64ドル高の1バレル=85.66ドルと上昇。一時、87.67ドルと昨年10月下旬以来の高値をつけた。イランとイスラエルの対立が激化することが警戒された。実際、イランは13日、今月1日に在シリア大使館が空爆を受けたことに関する報復として、イスラエルに向けて無人機やミサイルによる攻撃に踏み切った。今後の情勢は混沌としているが、中東リスクが強まり原油価格は高止まりするとの見方が多い。
こうしたなか、原油高メリットを享受する銘柄が関心を集めている。原油など資源開発大手のINPEX<1605>や石油資源開発<1662>のほか、石油元売りのENEOSホールディングス<5020>や出光興産<5019>、コスモエネルギーホールディングス<5021>、石油精製の富士石油<5017>など。また、三菱商事<8058>や三井物産<8031>、伊藤忠商事<8001>など大手商社株。原油上昇による石油プラント建設の活発化なども期待される日揮ホールディングス<1963>や千代田化工建設<6366>、東洋エンジニアリング<6330>などプラント株も注目される。