「生成AI」が5位にランクイン、ソフトバンクが巨額投資で開発に本腰<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「生成AI」が5位にランクインしている。
人工知能(AI)は近年になって大方の予想を上回るスピードで進化の過程をたどっている。とりわけビッグデータをベースに学習して文章や画像、音楽といったコンテンツを独自で生成する能力を持つAI、いわゆる生成AIの台頭によってAIの存在は一気に我々の日常に同化する背景となっている。AI先進国の米国では新興AI企業のオープンAIがリリースした「Chat(チャット)GPT」が急速に普及し、生成AIに対する認知度も一気に高まったが、その革新的技術はほどなくして日本にも上陸した。
AI技術分野で日本は立ち遅れが目立っていたが、昨年のG7議長国として、生成AIの利活用や規制のあり方を議論する枠組みを示した「広島AIプロセス」で主導的な立ち位置を確保し、これを契機に開発面でも官民を挙げて取り組み、米国や中国などへのキャッチアップを急ぐ構えにある。
直近では、ソフトバンク<9434>が「2025年までに1500億円を投じ、高性能半導体を搭載したインフラを整備する」と日本経済新聞が報じている。これは、計算能力を現状の数十倍と国内首位レベルに高め、世界の最先端モデルと肩を並べる水準の生成AI開発を視野に入れているという。今後、生成AIはあらゆる産業において一段と利活用され、サービスや製品に“標準装備”される方向となることが予想される。足もとソフトバンクの生成AI分野への貪欲な取り組みは、株式市場でも改めて関連銘柄を突き動かすトリガーとなる可能性があり注目したい。
注目される関連銘柄としては、L is B<145A>、FRONTEO<2158>、ユーザーローカル<3984>、テックファームホールディングス<3625>、ヘッドウォータース<4011>、PKSHA Technology<3993>、FIXER<5129>、ABEJA<5574>、Laboro.AI<5586>などが挙げられる。