豪ドル週間見通し:もみ合いか、4月雇用統計が手掛かり材料に

通貨
2024年5月11日 13時54分

■弱含み、豪準備銀行のインフレ警戒姿勢受けて下げ渋る

先週・今週の豪ドル・円は弱含み。日本銀行の政策現状維持を受けた円売りが先行し、105円に接近する場面があった。日本政府・日銀による円買い介入実施の観測を受けて一時100円を下回ったが、豪準備銀行(中央銀行)のインフレ警戒姿勢を受けた豪ドル買い・円売りが再び強まり、対円レートの下げ幅は縮小した。取引レンジ:99円94銭-104円94銭。

■もみ合いか、4月雇用統計が手掛かり材料に

来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)は、政策金利の据え置きを決めたが、インフレ率が目標レンジに戻るまでしばらく時間かかる可能性を指摘。また、四半期金融政策報告で、今年の消費者物価指数を上方修正しており、年内利下げ観測は後退した。4月雇用統計が注目され、3月実績を上回った場合、豪ドル買いが強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント

・16日:4月雇用統計(3月:失業率3.8%、雇用者数増減-0.66万人)

予想レンジ:102円00銭-104円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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