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売買益期待が最大のトップ銘柄、うまい人は高配当、半導体のどっち!

特集
2024年5月17日 11時10分

第2回 日経平均4万円時代の勝ち技(データ分析 投資レベル編その2)
~個人投資家4079人調査で判明~

筆者/真弓重孝 = 『株探』編集部・編集統括プロデューサー

ビジネス誌、マネー誌などを経て、2018年4月にみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)に入社。現在に至る。

第1回「『うまい人』の含み益が大きい銘柄をランキング、レーザーテックの順位は?」を読む

やはり、うまい人(上級者)は、まあうまい人(中級者)これからの人(初級者・初心者)よりも、儲けている割合が高く、市場平均をアウトパフォームする割合でも差を付けている――。

前回の記事では、これらについて確認した。うまい人はなぜうまいのか。その背景を、今回から複数回に分けて探っていく。今回注目するのは、以下の6項目になる。

見ていく項目
1、メーンの投資スタイル
2、スタイル別の注目指標および情報
3、投資対象にする主なサイズ(時価総額)
4、平均的な保有期間
5、信用取引の利用動向
6、売買益期待が大きい銘柄のランキング

これらを確認していく前に、前回記事で触れた年間成績の平均リターン率を示す(下の棒グラフ)。平均値を算出したのは、リターン率を回答してもらった今年(24年春時点)と昨年(23年)のものになる。

緑色の棒グラフが、うまい人の成績で、青色はまあうまい人に、茶色はこれからの人なる。参考までに左端に、全回答者の平均を紫色で示した。グラフの左半分が24年、右半分が23年の結果で、グラフが上向きなのがプラスのリターン率、逆がマイナスのリターン率になる。

■24年春時点と23年のカテゴリー別の平均騰落率の目安

【タイトル】

注:平均騰落率の計算は、調査の選択肢で示したリターンの中央値を設定し、回答人数から加重平均した。
選択肢によって、中央値以外、たとえば選択肢の最大値や最小値に相当する値などに設定。▲はマイナス、以下同

どちらの年もうまい人のプラス・リターンはまあうまい人これからの人10ポイント以上アウトパフォームしている。またマイナスのリターンについても、まあうまい人これからの人よりも低い水準で収まっている。

この差をもたらした背景を、これから探っていく。まずは、メーンとする投資スタイルだ。

1、 メーンの投資スタイル
「うまい人」は1位が配当・株主優待派、2位がバリューで、グロース派は3位。
これに対して、「まあうまい人」「これからの人」はグロース派がトップもしくは2位。
「うまい人」は、最近のバリュー優位、配当銘柄物色の流れに乗った可能性あり。
また「うまい人」はテクニカル・需給派の割合が他の2者より低めとなっているのも特徴。

■投資スタイルの内訳

順位うまい人割合まあうまい人割合これからの人割合
1位配当・株主優待33.8%グロース30.0%配当・株主優待28.0%
2位バリュー32.1%バリュー28.7%グロース27.0%
3位グロース22.2%配当・株主優待25.3%バリュー25.1%
4位テクニカル・需給4.2%テクニカル・需給8.8%テクニカル・需給10.6%
5位その他4.2%テーマ3.7%テーマ4.9%
6位テーマ1.4%その他2.3%その他3.3%
7位イベント・カタリスト1.1%イベント・カタリスト0.9%イベント・カタリスト0.9%
8位オプション・先物1.1%オプション・先物0.5%オプション・先物0.2%
注:回答数は左から順に361、1332、2287

■スタイル別および配当関連の主要指数のパフォーマンス

TOPIXバリューTOPIX
グロース
高配当株50累進配当連続増配
24年3月末20.5%13.5%18.4%22.6%8.1%
23年28.3%21.5%35.3%21.9%21.7%
22年5.2%▲14.5%15.6%22.3%▲3.3%
21年14.5%6.6%24.3%18.4%3.8%
20年▲7.3%17.2%▲12.8%▲9.3%14.0%
注:24年3月末は23年12月29日と24年3月29日の比較

2、 配当・優待派の注目指標・情報
3者とも上位6に「利回り」「株価水準」「優待内容」「減・無配」「増配」「財務」が入る。
「ディフェンシブ銘柄」で明確な違いが見られ、「うまい人」は7位、他の2者は10位。
「うまい人」は、配当の安定性重視からディフェンシブにこだわっている可能性も。

■配当・優待狙い派の注目指標・情報

順位うまい人割合まあうまい人割合これからの人割合
1位利回りが高い22.7%利回りが高い23.9%利回りが高い23.9%
2位株価が割安水準16.3%株価が割安水準16.7%優待内容15.3%
3位優待内容12.7%優待内容14.8%株価が割安水準15.0%
4位減配・無配リスク12.5%減配・無配リスク11.2%減配・無配リスク12.0%
5位連続増配の状況12.5%連続増配の状況11.2%連続増配の状況11.1%
6位財務基盤の安定性10.4%財務基盤の安定性9.2%財務基盤の安定性9.5%
7位ディフェンシブ銘柄4.1%時価総額の水準3.2%優待の改悪・廃止リスク3.0%
8位時価総額の水準2.7%優待の改悪・廃止リスク2.8%時価総額の水準3.0%
9位適時開示2.0%適時開示2.5%適時開示2.6%
10位優待の改悪・廃止リスク1.4%ディフェンシブ銘柄2.4%ディフェンシブ銘柄1.6%
11位ネットキャッシュの状況0.9%ネットキャッシュの状況0.9%その他1.5%
12位その他0.9%大株主の保有割合0.5%ネットキャッシュの状況0.7%
13位大株主の保有割合0.7%その他0.5%大株主の保有割合0.5%
14位投信組み入れ動向0.2%投信組み入れ動向0.3%投信組み入れ動向0.4%
注:回答数は左から順に441、1142、2017。回答は4つまで

2、 バリュー派の注目指標・情報
トップ5の項目は、順位に若干の違いはあるが、3者共通。
違いは6位。「うまい人」は「理論株価」が入り、独自の目安へのこだわりも見える。

■バリュー派の注目指標・情報

順位うまい人割合まあうまい人割合これからの人割合
1位収益バリュー19.4%収益バリュー18.1%収益バリュー19.2%
2位配当利回り14.6%PBRの水準14.9%PBRの水準13.3%
3位PERの水準14.1%配当利回り14.1%PERの水準13.1%
4位PBRの水準12.4%PERの水準14.0%配当利回り11.9%
5位財務基盤の安定性9.4%財務基盤の安定性10.7%財務基盤の安定性10.1%
6位理論株価より割安6.2%適時開示6.1%資産バリュー6.5%
7位資産バリュー5.7%資産バリュー5.9%適時開示5.8%
8位適時開示5.0%理論株価より割安5.1%理論株価より割安5.6%
9位時価総額の水準4.5%時価総額の水準3.9%時価総額の水準5.3%
10位経営陣・経営体制3.7%経営陣・経営体制2.3%経営陣・経営体制2.6%
11位ネットキャッシュの状況1.5%ネットキャッシュの状況1.9%その他2.5%
12位大株主の保有割合1.5%その他1.7%ネットキャッシュの状況1.8%
13位その他1.5%大株主の保有割合0.9%大株主の保有割合1.5%
14位投信組み入れ動向0.5%投信組み入れ動向0.5%投信組み入れ動向0.9%
注:回答数は左から順に403、1264、1731。回答は4つまで

2、 グロース派の注目指標・情報
トップ8までの項目は3者とも共通し、「うまい人」と「これからの人」は同じ順番で並ぶ。
違いは9位。「うまい人」は「ネットキャッシュの状況」が入った。最近話題のカリスマ投資家の書籍で言及されており、知識の吸収に熱心な「うまい人」が反応した可能性も。

■グロース派の注目指標・情報

順位うまい人割合まあうまい人割合これからの人割合
1位利益の成長性22.3%利益の成長性22.3%利益の成長性21.8%
2位売上高の成長性19.3%売上高の成長性16.0%売上高の成長性18.2%
3位セクター・事業の成長性15.1%収益性の改善14.6%セクター・事業の成長性12.1%
4位収益性の改善12.8%セクター・事業の成長性14.0%収益性の改善12.0%
5位適時開示9.4%財務基盤の安定性8.5%適時開示8.7%
6位財務基盤の安定性6.0%適時開示7.3%財務基盤の安定性7.5%
7位時価総額の水準4.9%時価総額の水準6.2%時価総額の水準6.5%
8位経営陣・経営体制4.5%経営陣・経営体制3.7%経営陣・経営体制3.8%
9位ネットキャッシュの状況1.9%フリーCFの動向2.9%フリーCFの動向3.1%
10位大株主の保有割合1.1%その他1.8%その他2.4%
11位その他1.1%大株主の保有割合1.3%大株主の保有割合1.7%
12位フリーCFの動向0.8%ネットキャッシュの状況1.2%投信組み入れ動向1.3%
13位投信組み入れ動向0.8%投信組み入れ動向0.3%ネットキャッシュの状況1.0%
注:回答数は左から順に265、1254、1873。回答は4つまで

2、 テクニカル・需給派の注目指標・情報
「うまい人」と他の2者との間に顕著な差が出た。「うまい人」の2位は「適時開示」に対し、
同項目は「まあうまい人」では6位、「これからの人」では10位。
「うまい人」は多くの投資家が注目する会社発の材料を重視する傾向が見られる。

■テクニカル・需給派の注目指標・情報

順位うまい人割合まあうまい人割合これからの人割合
1位歩み値11.8%出来高の増減13.8%出来高の増減15.6%
2位適時開示11.8%移動平均線のGC・DC12.0%移動平均線のGC・DC12.7%
3位出来高の増減9.8%MACD9.5%MACD11.1%
4位その他9.8%移動平均線の乖離率8.5%注文気配9.1%
5位注文気配5.9%注文気配7.8%移動平均線の乖離率7.8%
6位移動平均線のGC・DC5.9%適時開示6.0%RSI7.5%
7位MACD5.9%歩み値5.5%ボリンジャー7.2%
8位RSI5.9%RSI5.3%信用売り・買い残の変化5.5%
9位ストキャス5.9%信用倍率5.0%歩み値5.2%
10位時価総額の水準5.9%信用売り・買い残の変化4.8%適時開示5.0%
11位移動平均線の乖離率3.9%ボリンジャー4.8%一目均衡表2.8%
12位信用売り・買い残の変化3.9%時価総額の水準3.5%時価総額の水準2.4%
13位信用倍率3.9%ストキャス3.3%信用倍率2.3%
14位ボリンジャー3.9%その他3.3%RCI2.0%
15位RCI2.0%一目均衡表3.0%ストキャス1.5%
16位一目均衡表2.0%RCI2.8%大株主の保有割合1.3%
17位大株主の保有割合2.0%大株主の保有割合1.3%その他1.3%
注:回答数は左から順に51、399、796。回答は5つまで

2、 テーマ派の注目指標・情報
半導体・AIのツートップは同じも、3位に違い。「うまい人」は「金利上昇メリット」を挙げた。
日米とも転機を迎える金融政策関連に、投資妙味を見出している可能性がある。

■テーマ派の注目指標・情報

順位うまい人割合まあうまい人割合これからの人割合
1位半導体23.5%半導体20.3%半導体22.0%
2位AI11.8%AI17.2%AI20.2%
3位金利上昇メリット11.8%防衛9.4%データーセンター8.9%
4位円安メリット11.8%宇宙開発7.8%防衛7.0%
5位クリーンエネ・環境11.8%インド7.3%宇宙開発6.5%
6位インバウンド11.8%金利上昇メリット6.3%クリーンエネ・環境5.7%
7位宇宙開発5.9%データーセンター6.3%インド5.1%
8位円?メリット5.9%自動運転・EV6.3%自動運転・EV5.1%
9位防衛5.9%インバウンド4.2%インバウンド4.6%
10位クリーンエネ・環境3.7%金利上昇メリット4.3%
11位その他3.7%その他3.5%
12位円安メリット3.1%円安メリット3.2%
13位ヘルスケア・少子高齢化2.1%ヘルスケア・少子高齢化1.9%
14位円?メリット1.6%キャッシュレス・暗号資産1.3%
15位キャッシュレス・暗号資産1.0%円?メリット0.8%
注:回答数は左から順に17、192、372。回答は5つまで

2、 イベント・カタリスト派の注目指標・情報
大きな差異は見られない。
なお、このスタイルで成果を上げている複数の個人投資家のケースを今後、紹介する予定。カタリストが、いつごろ顕在化するのかを推定するプロセスなどに迫っていく。

■イベント・カタリスト派の注目指標・情報

順位うまい人割合まあうまい人割合これからの人割合
1位決算発表・業績修正23.1%決算発表・業績修正22.0%決算発表・業績修正23.2%
2位株主優待新設・改善15.4%新製品・新技術17.1%新製品・新技術11.6%
3位株主還元15.4%株主還元12.2%株主還元11.6%
4位大株主の保有割合7.7%時価総額の水準9.8%適時開示10.1%
5位アクティビストの関与7.7%株式分割7.3%アクティビストの関与8.7%
6位M&A7.7%経営体制の変更7.3%新高値更新7.3%
7位時価総額の水準7.7%大株主の保有割合4.9%株式分割7.3%
8位適時開示7.7%M&A4.9%M&A7.3%
9位その他7.7%ディストレスト4.9%株主優待新設・改善4.4%
10位適時開示4.9%経営体制の変更2.9%
11位新高値更新2.4%増担保の規制動向1.5%
12位その他2.4%大株主の保有割合1.5%
13位ディストレスト1.5%
14位その他1.5%
注:回答数は左から順に13、41、69。回答は4つまで

3、 投資対象の主な銘柄サイズ
大型株がトップなのは3者共通。差は超大型株と小型株の順位。
「うまい人」は超大型株が2位、小型株が6位。その背景として、運用資産が大きい人が多いことのほかに、最近のトレンドが大型優位であることが関係している可能性も。

■投資対象の銘柄サイズ

順位うまい人割合まあうまい人割合これからの人割合
1位大型株24.2%大型株20.5%大型株18.9%
2位超大型株18.5%中型株18.3%不定18.9%
3位中大型株16.1%小型株15.9%中型株16.6%
4位不定14.3%中大型株15.3%小型株15.1%
5位中型株13.6%不定13.9%中大型株15.1%
6位小型株10.9%超大型株11.6%超大型株10.7%
7位超小型株2.4%超小型株4.3%超小型株4.5%
8位その他0.2%その他0.1%その他0.3%
注:回答数は左から順に596、2189、3560。回答は2つまで

■銘柄サイズの定義

サイズ時価総額
超大型1兆円以上
大型3000億円~1兆円未満
中大型1000億円~3000億円未満
中型300億円~1000億円未満
小型100億円~300億円未満
超小型100億円未満

4、 平均的な保有期間

超長期に違い。「うまい人」はトップ、「まあうまい人」は2位、「これからの人」は4位。
2012年頃から日本株相場は上昇基調に。「うまい人」はその波を乗りこなす。

■平均的な銘柄保有期間

順位うまい人割合まあうまい人割合これからの人割合
1位超長期35.7%長期20.5%長期20.3%
2位長期20.6%超長期18.9%中長期17.8%
3位中長期14.5%中長期18.7%中短期13.5%
4位中期7.8%中期11.6%超長期13.0%
5位不定7.8%中短期11.1%中期12.2%
6位短期7.3%不定8.1%短期10.1%
7位中短期4.8%短期8.0%不定9.2%
8位超短期1.3%超短期2.9%超短期3.7%
9位不明0.2%不明0.1%不明0.3%
注:回答数は左から順に538、2068、3404。回答は2つまで

■保有期間の定義

項目期間
超短期日をまたがない
短期1日以上~1週間未満
中短期1週間以上~1カ月未満
中期1カ月以上~3カ月未満
中長期3カ月以上~1年未満
長期1年以上~3年未満
超長期3年以上

5、 信用取引の利用動向
順位は3者とも同じ。
「まあうまい人」は未利用が他の2者より低めで、両方活用は高めとなっている。

■信用取引の利用動向

順位うまい人割合まあうまい人割合これからの人割合
1位利用していない63.2%利用していない54.7%利用していない67.2%
2位買いと売りの「両方」22.4%買いと売りの「両方」28.7%買いと売りの「両方」19.8%
3位信用「買い」のみ11.9%信用「買い」のみ14.2%信用「買い」のみ11.2%
4位信用「売り」のみ2.5%信用「売り」のみ2.4%信用「売り」のみ1.9%
注:回答数は左から順に361、1332、2287

6、 売買益期待の銘柄ランキング~最大・2番目・3番目
「これからの人」で期待が最大のトップ3は、ソシオネクス<6526>、三菱重<7011>、トヨタ<7203>となった。グロースおよびバリュー関連が見られる中で、ピクセル<2743>や海帆<3133>など継続企業の前提に関する注記が入っている銘柄なども含まれている。

■「これからの人」の売買益期待ランキング~最大・2番目・3番目(30位以内)

最大2番目3番目
順位銘柄名<コード>順位銘柄名<コード>順位銘柄名<コード>
1位ソシオネクスト<6526>1位三菱UFJ<8306>1位三菱UFJ<8306>
2位三菱重<7011>2位三菱重<7011>2位トヨタ<7203>
3位トヨタ<7203>3位トヨタ<7203>3位NTT<9432>
4位三菱UFJ<8306>4位NTT<9432>4位三菱商<8058>
5位JT<2914>5位信越化<4063>5位ソシオネクスト<6526>
6位三菱商<8058>5位三菱商<8058>6位三菱重<7011>
7位QPS研究<5595>7位JT<2914>7位オリックス<8591>
7位NTT<9432>8位ソシオネクスト<6526>8位三菱HCキャ<8593>
9位INPEX<1605>9位INPEX<1605>9位INPEX<1605>
10位三井E&S<7003>10位三井住友<8316>9位三井E&S<7003>
11位三井住友<8316>11位オリックス<8591>11位JT<2914>
12位オリックス<8591>12位楽天G<4755>12位信越化<4063>
13位信越化<4063>13位QPS研究<5595>12位日本製鉄<5401>
13位東エレク<8035>14位アドバンテ<6857>12位JPX<8697>
15位霞ヶ関キャ<3498>14位三菱HCキャ<8593>15位ENEOS<5020>
15位さくら<3778>16位丸紅<8002>15位三井住友<8316>
15位ENEOS<5020>16位東エレク<8035>17位出光興産<5019>
18位日本製鉄<5401>18位特殊陶<5334>17位東エレク<8035>
19位ピクセル<2743>18位日本製鉄<5401>19位任天堂<7974>
19位レーザーテク<6920>18位野村マイクロ<6254>19位東電力HD<9501>
19位東電力HD<9501>18位三井E&S<7003>21位SBIGアセット<4765>
22位フォーサイド<2330>18位ホンダ<7267>21位特殊陶<5334>
22位ホンダ<7267>18位東京海上<8766>21位みずほ<8411>
22位伊藤忠<8001>24位ENEOS<5020>21位SBI<8473>
25位GX半導体<2644>25位ルネサス<6723>25位さくら<3778>
25位海帆<3133>25位東電力HD<9501>25位アドバンテ<6857>
25位PKSHA<3993>27位さくら<3778>25位レーザーテク<6920>
25位ELEMENTS<5246>27位神戸鋼<5406>25位丸紅<8002>
25位特殊陶<5334>29位ニデック<6594>25位三井物<8031>
25位ディスコ<6146>29位三井物<8031>25位東京海上<8766>
25位野村マイクロ<6254>29位JPX<8697>25位KDDI<9433>
25位ルネサス<6723>29位商船三井<9104>
25位アドバンテ<6857>
25位丸紅<8002>
25位三菱HCキャ<8593>
25位川崎船<9107>

注:回答数は左から順に2052、1656、1375。
銘柄名の赤字は直近の決算書に「継続企業の前提注記」の記載あり(出所:QUICK・ファクトセット)

6、 売買益期待の銘柄ランキング~総合
「これからの人」の期待銘柄の総合ランキングは三菱UFJ<8306>、三菱重<7011>、トヨタ<7203>がトップ3となり、高配当、バリュー、半導体関連などが目立っている。

■「これからの人」の売買益期待の総合ランキング(30位以内)と関連情報

順位銘柄名<コード>3期平均
増収率
3期平均
増益率
過去最高
経常利益
最高
年度
期末EV/
EBITDA
ROEROIC
1位三菱UFJ<8306>25.4%26.4%2兆1280億円2024/03――8.1%――
2位三菱重<7011>8.0%85.5%3152億円2024/0312.1倍11.1%――
3位トヨタ<7203>18.3%33.4%6兆9651億円2024/039.9倍15.8%5.3%
4位ソシオネクスト<6526>30.4%166.2%371億円2024/0313.6倍21.7%18.8%
5位三菱商<8058>14.9%75.2%1兆6806億円2023/0310.2倍11.3%――
6位NTT<9432>3.8%6.2%1兆9805億円2024/037.5倍13.9%6.5%
7位JT<2914>10.7%14.0%6362億円2014/039.0倍13.1%9.4%
8位INPEX<1605>――――1兆4454億円2022/122.3倍8.0%14.7%
9位信越化<4063>17.3%24.8%1兆202億円2023/0311.5倍12.8%11.4%
9位オリックス<8591>7.1%17.8%5049億円2022/0310.9倍9.5%2.5%
11位三井E&S<7003>▲22.3%――420億円2010/0310.4倍20.2%4.4%
12位QPS研究<5595>――――▲3億円2023/05――▲21.1%▲4.0%
12位三井住友<8316>33.8%27.3%1兆4661億円2024/03――7.0%――
14位三菱HCキャ<8593>27.2%32.6%1516億円2024/0318.3倍7.7%1.1%
15位東エレク<8035>9.4%12.9%6252億円2023/0335.3倍21.8%18.1%
16位ENEOS<5020>21.9%24.7%7718億円2022/036.6倍9.5%5.0%
16位日本製鉄<5401>22.5%――8668億円2023/035.6倍12.3%7.2%
18位さくら<3778>▲0.5%▲11.4%12億円2011/0354.3倍7.4%2.9%
19位アドバンテ<6857>15.9%3.9%1713億円2023/0350.0倍15.6%10.8%
19位東電力HD<9501>5.6%30.9%4441億円1987/037.9倍8.1%2.0%
21位特殊陶<5334>12.9%31.1%1172億円2024/036.6倍13.8%9.2%
21位丸紅<8002>4.6%26.3%6517億円2023/037.8倍14.9%3.3%
23位楽天G<4755>12.5%――1654億円2018/128.9倍▲41.7%▲2.6%
23位JPX<8697>4.7%5.4%874億円2024/0319.7倍19.0%15.9%
25位野村マイクロ<6254>34.0%43.8%108億円2024/0321.5倍32.1%14.5%
25位ホンダ<7267>15.8%21.6%1兆6424億円2024/034.7倍9.3%4.2%
27位ルネサス<6723>27.1%86.4%4222億円2023/128.5倍19.1%10.2%
28位レーザーテク<6920>53.1%61.5%637億円2023/0629.9倍50.8%37.9%
28位東京海上<8766>6.8%11.5%5674億円2022/03――9.8%――
28位KDDI<9433>2.7%▲1.5%1兆779億円2023/037.4倍12.3%8.7%

注:回答数は5083。5月15日終値時点。銘柄名は略称。増益率は経常利益。
EVは企業価値、EBITDAは利払い・税引き・償却前利益、ROEは自己資本利益率、ROICは投下資本利益率の略。
出所:QUICK・ファクトセット。

6、 「まあうまい人」「うまい人」の売買益期待の銘柄ランキングは、次ページからの株探プレミアム会員専用向けとなっている。
「まあうまい人」の期待最大ランキングのトップ10には、レーザーテック<6920>が入り、また「うまい人」では、半導体関連がトップとなっている。
次回は、今後6カ月の日本株の投資態度や方針や日本株投資で注視する指標および情報、そして配当期待の大きい銘柄のランキングなどを紹介する。

※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。

次ページ 「まあうまい人」「うまい人」の売買益期待の高い銘柄は?

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