【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、米株下落で利益確定売りが優勢 (5月17日)

市況
2024年5月17日 16時32分

日経平均株価

始値  38561.04

高値  38842.49(12:47)

安値  38539.56(09:54)

大引け 38787.38(前日比 -132.88 、 -0.34% )

売買高  18億4255万株 (東証プライム概算)

売買代金  4兆0236億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は132円安と4日ぶり反落、利益確定売りに押される

2.前日の米株式市場は軟調、米半導体関連株などが下落する

3.日経平均は一時380円安に下落も値頃感の買いで下げ渋る

4.三菱UFJや三井住友FGといったメガバンクなどが高い

5.東エレクやソシオネクスト、信越化などが売り先行の展開に

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比38ドル安と3日ぶりに反落した。高値達成感伴うに利益確定売りに押された。

東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに反落。前日の米株式市場が下落したほか、利益確定売りが優勢で軟調に推移した。

前日の米市場ではNYダウが下落したほか、半導体関連株などが値を下げナスダック指数も下落した。引け後に決算を発表したアプライド・マテリアルズ<AMAT>が時間外取引で値を下げたことも警戒された。米株式市場が下落したことを受け、日経平均は軟調にスタート。前日に急伸した反動もあり売り優勢の展開となり、午前10時前には380円安まで売られる場面があった。ただ、売り一巡後は下値に買いが入り、後場にかけて下げ渋ったが、週末で積極的な売買は手控えられ、上値の重い展開が続いた。

個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やソシオネクスト<6526>、SCREENホールディングス<7735>、野村マイクロ・サイエンス<6254>が安く、信越化学工業<4063>が値を下げた。任天堂<7974>やダイキン工業<6367>、キーエンス<6861>が売りに押された。ファーストリテイリング<9983>が下落し、コマツ<6301>や三菱地所<8802>も軟調だった。

半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が高く、レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>が値を上げた。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が上昇し、日本郵船<9101>や商船三井<9104>もしっかり。東京電力ホールディングス<9501>や三菱重工業<7011>も堅調だった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はトヨタ <7203>、コナミG <9766>、オリンパス <7733>、アドテスト <6857>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約41円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、テルモ <4543>、信越化 <4063>、トレンド <4704>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約148円。

東証33業種のうち上昇は21業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)電気・ガス業、(3)輸送用機器、(4)海運業、(5)鉄鋼。一方、下落率の上位5業種は(1)精密機器、(2)その他製品、(3)化学、(4)サービス業、(5)パルプ・紙。

■個別材料株

△ピクセル <2743> [東証S]

マクニカクラビスカンパニーとパートナーシップ契約締結。

△フェイスNW <3489> [東証S]

菱地所 <8802> スマートホームサービス活用で基本合意。

△かっこ <4166> [東証G]

ゲオストアが不正注文検知サービスを導入と発表。

△ソースネクス <4344> [東証P]

ポケトークが訪日客施策の需要分析サービスを開始と伝わる。

△サンバイオ <4592> [東証G]

「政府が創薬ベンチャーの資金調達支援」との報道。

△クリングル <4884> [東証G]

治験実施施設の追加で症例組み入れ加速に期待。

△日製鋼 <5631> [東証P]

防衛事業の拡大に関心高まる。

△イーガーディ <6050> [東証P]

詐欺広告検知に有効なAIシステム導入開始と発表。

△ヨコオ <6800> [東証P]

いちよし証券が投資評価を引き上げ。

△岡三 <8609> [東証P]

ファンドラップサービス導入でUSBアセット・マネジメントとの連携。

▼ヨシタケ <6488> [東証S]

25年3月期最終減益へ。

▼イクヨ <7273> [東証S]

今期営業利益77%減見通しを嫌気。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)プロレド <7034>、(2)ネットプロ <7383>、(3)宮越HD <6620>、(4)ヨコオ <6800>、(5)ジャムコ <7408>、(6)I・PEX <6640>、(7)東邦鉛 <5707>、(8)山一電機 <6941>、(9)北洋銀 <8524>、(10)ユニチカ <3103>

値下がり率上位10傑は(1)サンアスタ <4053>、(2)ブレインP <3655>、(3)住友ファーマ <4506>、(4)デジアーツ <2326>、(5)デサント <8114>、(6)レオン <6272>、(7)アンビスHD <7071>、(8)レノバ <9519>、(9)日本マイクロ <6871>、(10)大幸薬品 <4574>

【大引け】

日経平均は前日比132.88円(0.34%)安の3万8787.38円。TOPIXは前日比8.08(0.30%)高の2745.62。出来高は概算で18億4255万株。東証プライムの値上がり銘柄数は999、値下がり銘柄数は592となった。東証グロース250指数は632.98ポイント(2.11ポイント安)。

[2024年5月17日]

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