「生成AI」が9位にランク、日立の3000億円をはじめ巨額投資相次ぐ<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「生成AI」が9位となっている。
日立製作所<6501>は11日に開いた投資家向け説明会で、生成AI(人工知能)を活用してIoT(モノのインターネット)プラットフォーム「Lumada(ルマーダ)」事業を強化する方針を示した。2025年3月期に生成AI向けに3000億円を投資し、人材育成や研究開発、データセンターの整備などを進めるとしている。
このほか、ソフトバンク<9434>は5月に生成AIの開発に必要なAI計算基盤を更に拡張するため、約1500億円の設備投資を行い、24年度から25年度にかけて国内の複数拠点にAI計算基盤を新たに構築すると発表。4月にはKDDI<9433>が生成AI開発を支える大規模計算基盤の整備に1000億円を投資することを明らかにしている。
こうした背景には、事業環境の変化に対しデジタル技術を活用したビジネスモデルの変革が求められ、生成AIがイノベーションや企業成長に欠かせない重要な技術となっていることが挙げられる。経済産業省は生成AIの開発力強化に向けたプロジェクト「GENIAC(ジーニアック)」を推し進めており、ABEJA<5574>や富士通<6702>などの研究開発が採択されている。