【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、日銀会合を受け上昇も終盤伸び悩む (6月14日)

市況
2024年6月14日 16時29分

日経平均株価

始値  38587.57

高値  39025.70(13:03)

安値  38554.75(09:50)

大引け 38814.56(前日比 +94.09 、 +0.24% )

売買高  21億5662万株 (東証プライム概算)

売買代金  5兆3191億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は94円高と3日ぶりに反発、引けにかけ伸び悩む

2.日銀は決定会合で国債買い入れ額を減額していく方針を決定

3.日銀の発表を受け、日経平均は一時300円超高も上値重い

4.ディスコやSBG、三菱重、日立などに買いが入り値を上げる

5.日銀の会合後に長期金利は低下し三井不や菱地所が買われる

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比65ドル安と3日続落した。長期金利下落も米経済の減速懸念が意識され景気敏感株などが売られた。

東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに反発。この日の日銀金融政策決定会合を受け相場は後場に上昇に転じたが、買い一巡後は伸び悩んだ。

前日の米株式市場は、NYダウは3日続落。米経済の減速などが警戒された。この日の東京市場で日経平均は軟調にスタートし、一時160円を超す下落となり前場は11円安で取引を終えた。ただ、昼休み時間中に日銀は金融政策決定会合の結果を発表。国債買い入れ額を減額していく方針を決め、次回の決定会合において、今後1~2年程度の具体的な減額計画を決定することとした。この発表を受け、後場に入り為替の円安が進むとともに、日経平均はプラス圏に浮上し一時、3万9000円を回復し上昇幅は300円を超えた。ただ、上値を追う勢いは弱く買い一巡後は伸び悩んだ。今日は先物とオプションの清算日が重なる「メジャーSQ」だったこともあり、出来高は膨らんだ。

個別銘柄では、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>が高く、三菱重工業<7011>や日立製作所<6501>、ダイキン工業<6367>が値を上げた。三菱商事<8058>や東京電力ホールディングス<9501>、川崎汽船<9107>がしっかり。長期金利が低下したことを受け、三井不動産<8801>や三菱地所<8802>は値を上げた。

半面、レーザーテック<6920>やソニーグループ<6758>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やトヨタ自動車<7203>、信越化学工業<4063>が値を下げた。ファーストリテイリング<9983>や第一三共<4568>、キーエンス<6861>も軟調だった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、TDK <6762>、ディスコ <6146>、ニデック <6594>、ネクソン <3659>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約105円。うち64円はSBG1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、第一三共 <4568>、KDDI <9433>、信越化 <4063>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約87円。

東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)石油石炭製品、(3)卸売業、(4)不動産業、(5)建設業。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)医薬品、(2)銀行業、(3)保険業、(4)輸送用機器。

■個別材料株

△東建コーポ <1766> [東証P]

25年4月期最終増益・増配方針を好感。

△GAテクノ <3491> [東証G]

11~4月期純利益2.5倍。

△サンバイオ <4592> [東証G]

第1四半期経常損益が黒字転換し通期計画上回る。

△ファンケル <4921> [東証P]

キリンHD <2503> によるTOB報道「検討は事実」と開示。

△JEH <5889> [東証S]

「金子眼鏡」好調で2~4月期は大幅増益。

△WSCOPE <6619> [東証P]

2~4月期純利益が通期計画超過。

△メディアL <6659> [東証S]

マイクロ波実用回線上でIP/PTP用いたSTL伝送に成功。

△リード <6982> [東証S]

ランドクルーザー250の外装部品を受注。

△トーホー <8142> [東証P]

外食向け好調で第1四半期営業利益32%増。

△ソフトバンクG <9984> [東証P]

傘下の英アームがナスダック100指数構成銘柄に採用。

▼鎌倉新書 <6184> [東証P]

第1四半期増益率鈍化などをマイナス視。

▼マクビープラ <7095> [東証G]

好業績も期末配当見送り。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ファンケル <4921>、(2)東建コーポ <1766>、(3)WSCOPE <6619>、(4)トーホー <8142>、(5)ミガロHD <5535>、(6)丹青社 <9743>、(7)ミマキエンジ <6638>、(8)不二製油G <2607>、(9)東京計器 <7721>、(10)グッドコムA <3475>

値下がり率上位10傑は(1)鎌倉新書 <6184>、(2)ビジョナル <4194>、(3)霞ヶ関C <3498>、(4)阿波銀 <8388>、(5)ラクーンHD <3031>、(6)野村マイクロ <6254>、(7)ファイバーG <9450>、(8)Jテック・C <3446>、(9)T-BASE <3415>、(10)ベイカレント <6532>

【大引け】

日経平均は前日比94.09円(0.24%)高の3万8814.56円。TOPIXは前日比14.83(0.54%)高の2746.61。出来高は概算で21億5662万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1417、値下がり銘柄数は210となった。東証グロース250指数は638.73ポイント(4.02ポイント高)。

[2024年6月14日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.