本日注目すべき【好決算】銘柄 アルファ、三井松島HD、ミタチ産業 (5日大引け後 発表分)
7月5日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
アルファ <4760> [東証S] ★今期経常を63%上方修正、配当も45円増額
◆24年8月期の連結経常損益を従来予想の4000万円の黒字→6500万円の黒字(前期は3億0700万円の赤字)に62.5%上方修正した。ノベルティグッズの販売やキャンペーン案件の受注が増加し、売上高が計画を17.2%も上回ることが利益を押し上げる。
三井松島HD <1518> [東証P] ★今期最終を2.1倍上方修正
◆25年3月期の連結最終利益を従来予想の28億円→60億円に2.1倍上方修正。減益率が81.5%減→60.3%減に縮小する見通しとなった。事業者向け不動産担保融資を手掛けるエム・アール・エフの買収効果を織り込んだほか、豪州リデル炭鉱の権益譲渡に伴う特別利益27億円を計上することも最終利益を押し上げる。
ミタチ産業 <3321> [東証S] ★今期経常は6%増益、5円増配へ
◆24年5月期の連結経常利益は前の期比30.4%減の17億円に落ち込んだものの、続く25年5月期は前期比5.5%増の18億円にV字回復する見通しとなった。今期は東芝デバイス&ストレージが保有するデンソー <6902> に係る販売商流を移管する影響のほか、産業機器分野や民生分野での復調、自動車分野の底堅い受注などを計画し、2.1倍の大幅増収を見込む。
併せて、今期の年間配当は前期比5円増の50円に増配する方針とした。配当利回りは4.45%に上昇。
エスクロAJ <6093> [東証S] ★上期経常を一転31%増益に上方修正
◆25年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の7800万円→2億7200万円に3.5倍上方修正。従来の62.3%減益予想から一転して31.4%増益見通しとなった。金融機関からの引き合いが強く、第1四半期に住宅ローン受託件数が過去最高を記録したほか、不動産取引の非対面決済サービス「H'OURS」の利用件数が増加していることを反映した。
丸八倉 <9313> [東証S] ★今期最終を一転2.2倍増益に上方修正
◆24年11月期の連結最終利益を従来予想の4億円→9億円に2.3倍上方修正。従来の2.9%減益予想から一転して2.2倍増益見通しとなった。渋谷区に保有する商業ビル「リズ原宿」の売却に伴い、売却益6.9億円が発生することが上振れの要因。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→50円(前期は無配)に大幅増額修正した。
株探ニュース