ラック、サイバトラス、S&Jなどセキュリティー関連が急動意、マイクロソフトOSの不具合で再脚光
ラック<3857>が一時66円高の962円と値を飛ばしたほか、サイバートラスト<4498>、ブロードバンドセキュリティ<4398>、S&J<5599>などサイバー防衛関連株に、全般波乱相場に抗して投資資金が流入している。マイクロソフト<MSFT>のOS(基本ソフト)を搭載する端末推計約850万台がシステム障害の影響を受け、航空業界や決済システムなど広範囲に影響が及んだ。これはセキュリティーソフトを提供するクラウドストライク<CRWD>のソフト不具合によるものとみられているが、サイバー攻撃が世界的に苛烈化するなかで、ネットセキュリティーの重要性に一段と世界の目が向くきっかけとなっている。東京市場でも、同関連株への注目度がにわかに高まっている。