「防災」が3位にランクイン、南海トラフ地震臨時情報発表で関心急速に高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「防災」が3位に急浮上してきた。
8日午後4時43分ごろ、宮崎県沖の日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生した。マグニチュードは7.1。これを受けて、南海トラフ地震との関連性について検討した結果、南海トラフ地震の想定震源域では大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっているとして、気象庁は南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表した。
今回発表された「臨時情報」は、南海トラフ地震の想定震源域で一定程度の地震が起きた後、その後に来る巨大地震に備えるため、2019年5月に運用が始まったもの。「巨大地震注意」では、避難の必要は特段ないとしながらも、少なくとも今後1週間程度は地震の発生に注意しながら、地震への備えや再確認が求められている。
これを受けて、この日の株式市場では「防災」や「国土強靱化」へのニーズが高まるとの思惑が膨らんでおり、関連銘柄の物色人気が上昇。テーマとしての「防災」への関心も高まり、テーマランキングでのランクアップとなった。この日の関連銘柄の動きでは、法面保護工事の技研ホールディングス<1443>や地盤改良事業を手掛けるITbookホールディングス<1447>、不動テトラ<1813>、日本基礎技術<1914>、ライト工業<1926>、日特建設<1929>などが上昇。また、地盤調査の地盤ネットホールディングス<6072>も大幅高となっている。