【↑】日経平均 大引け| 反発、1日の値幅が1200円超と荒い値動き続く (8月9日)

市況
2024年8月9日 16時34分

日経平均株価

始値  35272.34

高値  35671.31(09:09)

安値  34445.57(14:04)

大引け 35025.00(前日比 +193.85 、 +0.56% )

売買高  25億4744万株 (東証プライム概算)

売買代金  6兆3348億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は193円高と反発、後場に一時下落する荒い値動きに

2.前日のNYダウは上昇、雇用指標が底堅い内容で景気不安が後退

3.日経平均の1日の値幅は1200円超と乱高下状態が続く

4.東エレクが高く、三菱UFJや伊藤忠、日立などが値を上げる

5.地震への警戒感からJR九州や九州電力、四国電力などが下落する

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比683ドル高と反発した。米雇用指標が労働市場の底堅さを示し景気懸念への警戒感が和らぎ買いが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は反発。前日の米株高で朝方は一時800円超の上昇となったが、後場に入り下落に転じ、その後再び値を上げる荒い値動きとなった。

前日の米株式市場では雇用関連指標が底堅く、米景気後退懸念が薄らぐなか、NYダウが反発した。この米株高の流れを受け、東京株式市場も値を上げてスタート。円安も好感され、日経平均株価は朝方に一時800円超の上昇となった。ただ、明日からの3連休を前に利益確定売りが流入し、後場に入り一転して300円超の下落となる場面があった。しかし、下値には再び買いが入り、引けにかけプラス圏に値を戻して取引を終えた。1日の値幅は1200円を超える荒い値動きとなった。8日の宮崎県日向灘を震源とする地震を受け、気象庁が南海トラフ臨時情報の「巨大地震注意」を初めて発表したことも警戒要因となったようだ。

個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やルネサスエレクトロニクス<6723>が高く、ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>が堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が買われ、三菱商事<8058>や伊藤忠商事<8001>が堅調。日立製作所<6501>や信越化学工業<4063>が値を上げた。

半面、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>が安く、ダイキン工業<6367>やTDK<6762>が軟調。商船三井<9104>や第一三共<4568>が値を下げた。地震への警戒で九州電力<9508>やJR九州<9142>、四国電力<9507>などが安い。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、リクルート <6098>、テルモ <4543>、トレンド <4704>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約204円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はネクソン <3659>、ファストリ <9983>、ダイキン <6367>、バンナムHD <7832>、資生堂 <4911>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約104円。

東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)その他金融業、(3)サービス業、(4)銀行業、(5)卸売業。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)空運業、(3)ゴム製品、(4)陸運業、(5)金属製品。

■個別材料株

△博展 <2173> [東証G]

第2四半期営業利益が従来予想を大きく上回って着地。

△CDG <2487> [東証S]

CLHD <4286> [東証S]によるTOB発表でTOB価格1680円にサヤ寄せ。

△東葛HD <2754> [東証S]

オートバクス <9832> [東証P]が1株810円でTOB実施へ。

△フジクラ <5803> [東証P]

最終利益は一転最高益見通しで配当予想増額。

△三井海洋 <6269> [東証P]

今期業績・配当予想を増額修正。

△鈴木 <6785> [東証P]

今期は連続最高益・大幅増配計画を好感。

△名村造 <7014> [東証S]

4-6月期経常84%増益・高進捗を評価。

△ネクストーン <7094> [東証G]

4-6月期増収増益。

△松屋R&D <7317> [東証G]

第1四半期営業益2.2倍で通期計画進捗率32%。

△ハピネット <7552> [東証P]

上期業績予想を上方修正。

▼セレス <3696> [東証P]

4-6月期営業利益が54%減。

▼カバー <5253> [東証G]

4-6月期営業減益。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)鈴木 <6785>、(2)ハピネット <7552>、(3)三井海洋 <6269>、(4)フジクラ <5803>、(5)高砂香 <4914>、(6)エイチワン <5989>、(7)イチネンHD <9619>、(8)ジャノメ <6445>、(9)メック <4971>、(10)トレンド <4704>

値下がり率上位10傑は(1)セレス <3696>、(2)ネクソン <3659>、(3)フクシマガリ <6420>、(4)TOWA <6315>、(5)資生堂 <4911>、(6)エレコム <6750>、(7)栗田工 <6370>、(8)平田機工 <6258>、(9)チャームケア <6062>、(10)デジハHD <3676>

【大引け】

日経平均は前日比193.85円(0.56%)高の3万5025.00円。TOPIXは前日比21.60(0.88%)高の2483.30。出来高は概算で25億4744万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1225、値下がり銘柄数は392となった。東証グロース250指数は561.78ポイント(4.05ポイント高)。

[2024年8月9日]

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