「蓄電池」が20位にランク、再生可能エネの普及拡大に欠かせない必須アイテム<注目テーマ>

特集
2024年8月15日 12時20分

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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「蓄電池」が20位となっている。

再生可能エネルギーの普及が社会的課題となるなか、電力の需給調整に欠かせない蓄電池への注目度が一段と高まっている。次世代電池の本命といわれる「ペロブスカイト太陽電池」や「浮体式洋上風力発電」などの社会実装に向けた取り組みが追い風となりそうだ。

蓄電池とは、繰り返しの充電・放電が可能な電池のことで、リチウムイオン電池やナトリウム硫黄(NAS)電池などがあり、電極間でイオンの移動や化学反応を起こし充放電する。世界的に脱炭素社会の実現に向けて再生可能エネの拡大機運が高まっているが、太陽光や風力といった発電は天候に左右されやすく、導入を進めるためには電力の需給をコントロールできる蓄電池の普及が必要不可欠だ。

直近では三菱HCキャピタル<8593>が6日、グループの三菱HCキャピタルエナジーとサムスン物産(韓国ソウル市)が系統用蓄電池事業に関する合弁契約を締結したと発表。今後、両社が出資する特別目的会社(SPC)を通じ、北海道電力<9509>管内の系統用蓄電池事業を推進していくという。

また、シナネンホールディングス<8132>は7月31日、東京都環境公社の「系統用大規模蓄電池導入促進事業助成金」を活用して蓄電池事業に参入すると発表。KDDI<9433>は7月10日、東京電力ホールディングス<9501>などと2025年度下期から蓄電池事業を開始することを明らかにしている。

出所:MINKABU PRESS

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