【↓】日経平均 大引け｜ 4日続落、円高進行でハイテク株中心に売り優勢 (9月6日)
日経平均株価
始値 36815.00
高値 36898.28(09:07)
安値 36235.61(14:39)
大引け 36391.47(前日比 -265.62 、 -0.72％ )
売買高 16億8430万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆8553億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
１．日経平均は265円安と4日続落、ハイテク株などが売り優勢
２．朝高後は値を消す展開となり、後場の円高進行が嫌気される
３．今晩の米雇用統計の発表を前にポジション調整の売りが出る
４．レーザーテクや東エレク、アドテストなど半導体株が売られる
５．ニトリＨＤやイオン、花王、良品計画、積水ハウスが値を上げる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比219ドル安と反落した。5日発表の米雇用指標が労働市場の減速を示す内容だったことから主力株中心に売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は4日続落。円高が進行するなか、ハイテク株などに売りが膨らんだ。
前日の米株式市場で、NYダウは反落したがハイテク株は底堅く、ナスダック指数は上昇した。これを受け、日経平均は値を上げてスタートし、朝方には240円あまり上昇した。しかし、買い一巡後は売りが優勢となりマイナス圏に転じた。後場には為替が1ドル＝142円台半ばに円高が進行。半導体関連株などハイテク株が売られ、日経平均は400円を超える下落となる場面があった。今晩の米8月雇用統計の発表を控え、ポジション調整の売りも膨らんだ様子だ。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が安く、アドバンテスト<6857>やルネサスエレクトロニクス<6723>が下落した。日立製作所<6501>や三菱重工業<7011>、トヨタ自動車<7203>が値を下げ、三菱商事<8058>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、商船三井<9104>も軟調だった。
半面、ファーストリテイリング<9983>が値を上げ、ニトリホールディングス<9843>やイオン<8267>、花王<4452>が買われた。任天堂<7974>や伊藤忠商事<8001>が上昇。東京電力ホールディングス<9501>や積水ハウス<1928>、良品計画<7453>が堅調だった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はコナミＧ <9766>、ファストリ <9983>、エムスリー <2413>、ＮＴＴデータ <9613>、資生堂 <4911>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約35円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ＳＢＧ <9984>、ダイキン <6367>、アドテスト <6857>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約125円。
東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)倉庫運輸関連、(3)小売業、(4)その他製品、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)機械、(2)鉄鋼、(3)電気機器、(4)非鉄金属、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△カラダノート <4014> [東証Ｇ]
潜在看護師・介護士の活躍促進に向けメドレー <4480> と協業。
△ミライアル <4238> [東証Ｓ]
半導体市場の回復で2～7月期上方修正。
△ラウンドワン <4680> [東証Ｐ]
8月国内既存店売上高8.6％増で3ヵ月連続増収。
△坪田ラボ <4890> [東証Ｇ]
中国の大手眼科医薬品メーカーと独占的実施許諾契約を締結。
△ＭＲＴ <6034> [東証Ｇ]
インドネシアでスマート在宅医療の実証実験開始。
△ユニポス <6550> [東証Ｇ]
事業承継前後の組織に特化したカルチャー変革サービスの提供開始。
△良品計画 <7453> [東証Ｐ]
ＳＭＢＣ日興証券が目標株価を3600円に引き上げ。
△広済堂ＨＤ <7868> [東証Ｐ]
決算発表延期に対する過度な警戒感が後退。
△パスコ <9232> [東証Ｓ]
セコム <9735> らがTOBを実施し非公開化へ。
△コックス <9876> [東証Ｓ]
8月度の既存店売上高は12.4％増。
▼Ｌドリンク <2585> [東証Ｐ]
いちよし証券がレーティングを引き下げ。
▼雨風太陽 <5616> [東証Ｇ]
東証が信用規制を実施。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)広済堂ＨＤ <7868>、(2)フジコーポ <7605>、(3)エムスリー <2413>、(4)システムサポ <4396>、(5)ラウンドワン <4680>、(6)資生堂 <4911>、(7)ＪＣＲファ <4552>、(8)甜菜糖 <2108>、(9)モリタＨＤ <6455>、(10)能美防災 <6744>。
値下がり率上位10傑は(1)Ｌドリンク <2585>、(2)宮越ＨＤ <6620>、(3)ＳＨＩＦＴ <3697>、(4)楽天銀 <5838>、(5)アイル <3854>、(6)三井Ｅ＆Ｓ <7003>、(7)メドレー <4480>、(8)Ｊテック・Ｃ <3446>、(9)ベステラ <1433>、(10)イーレックス <9517>。
【大引け】
日経平均は前日比265.62円(0.72％)安の3万6391.47円。ＴＯＰＩＸは前日比23.34(0.89％)安の2597.42。出来高は概算で16億8430万株。東証プライムの値上がり銘柄数は433、値下がり銘柄数は1163となった。東証グロース250指数は643.88ポイント(12.70ポイント安)。
［2024年9月6日］
株探ニュース
