「カジノ関連」が4位に急浮上、大阪IR30年開業がほぼ確実に<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 円高メリット
2 ディフェンシブ
3 半導体
4 カジノ関連
5 好配当
6 データセンター
7 JPX日経400
8 人工知能
9 円安メリット
10 TOPIXコア30
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「カジノ関連」が4位に急浮上している。
大阪・夢洲で整備が進むカジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡り、大阪府と大阪市は10日、オリックス<8591>や米MGMリゾーツ・インターナショナル<MGM>日本法人などが出資する運営事業者の解除権(違約金なしで事業から撤退できる権利)が6日付で失効したと発表した。事業者側も同日にプレスリリースを発表し、大阪府・市との間で解除権の失効を確認したことを明らかにした。これにより、2030年秋ごろのIR開業がほぼ確実視される状況となった。
これについては前週末に複数のメディアが事前に報じていたこともあり、株式市場でも関心が上昇。週明けからカジノ関連に位置づけられる銘柄群に思惑的な買いが流入した。杉村倉庫<9307>や櫻島埠頭<9353>、テックファームホールディングス<3625>などが物色のターゲットになった。
この日前引け時点の関連銘柄の動きでは、テックファムが買い人気継続で大幅高。杉村倉もしっかり。ユニバーサルエンターテインメント<6425>、円谷フィールズホールディングス<2767>は堅調に推移している。一方、桜島埠は反動売りが優勢。三精テクノロジーズ<6357>やオーイズミ<6428>、グローリー<6457>、日本金銭機械<6418>なども安い。