「2024年のIPO」が14位にランク、10月の目玉「東京メトロ」に視線集中<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 防災
2 中国関連
3 半導体
4 防衛
5 人工知能
6 JPX日経400
7 地方創生
8 円安メリット
10 データセンター
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「2024年のIPO」が14位となっている。
10月1日に東証スタンダード市場に新規上場したシマダヤ<250A>を皮切りに、秋のIPO(新規株式公開)シーズンが本格的にスタートした。10月も新たな顔ぶれが次々と登場するが、今月の目玉は何といっても23日にプライム市場に直接上場する東京地下鉄<9023>だ。
東京地下鉄(東京メトロ)は東京都区部を中心に9路線からなる地下鉄ネットワークを保有し、24年3月期の輸送人員数は23億8473万人。「最強の私鉄」と呼ばれ、以前から上場が噂されていた。同社は7日、IPOに伴う仮条件を1株あたり1100~1200円にすると発表し、仮条件に基づく時価総額は6391億~6972億円となる見通し。8~11日まで仮条件に基づいて個人投資家などからの需要を積み上げるブックビルディング(需要申告)を通じ、15日に売り出し価格を決定する。
このほか今月の主な注目企業としては、11日にパーソナル人工知能「P.A.I.」の研究開発を行うオルツ<260A>がグロース市場に、18日に「Zoff(ゾフ)」ブランドでメガネのSPA(製造小売業)を展開するインターメスティック<262A>がプライム市場に、25日にX線技術を中心とした最先端の分析ソリューションを研究開発や産業用途に提供しているリガク・ホールディングス<268A>がプライム市場に上場する。