「iPS細胞」が13位にランク、大阪ヘルスケアパビリオンの目玉展示のひとつ<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 人工知能
2 半導体
3 生成AI
4 JPX日経400
6 半導体製造装置
7 親子上場
8 データセンター
9 防衛
10 監視カメラ
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「iPS細胞」が13位となっている。
2025大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」の建築工事の完了に伴い、関係者及びメディアに向けたパビリオンの引き渡しセレモニー・内覧会・点灯式が23日に行われた。このパビリオンではiPS細胞から作った「ミニ心臓」を展示の中心にする計画で、再生医療に関する取り組みを国内外に向けて発信する予定だ。
iPS細胞とは、細胞を培養して人工的に作られた多能性の幹細胞のこと。2006年8月に京都大学の山中伸弥教授らが世界で初めてiPS細胞の作製に成功し、12年にノーベル医学・生理学賞を受賞した。今月2日には京都大学医学部附属病院が、膵島(すいとう)移植が適応となる1型糖尿病患者を対象としたiPS由来膵島細胞シートの安全性を確認するための医師主導治験を来年1月にも開始すると発表。医療の未来を照らすiPS細胞への関心が株式市場で再び高まっている。
主な関連銘柄としては、再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行うサンバイオ<4592>、ヒトiPS細胞由来心筋細胞シートの開発・事業化を展開するクオリプス<4894>、iPS細胞技術を活用した創薬研究と再生医療に取り組むケイファーマ<4896>、iPS細胞関連研究試薬を製造・販売するリプロセル<4978>、細胞シート工学を基盤技術とするセルシード<7776>、iPS細胞を用いた心筋再生医療を手掛けるHeartseed<219A>などが挙げられる。