東京株式(前引け)=続落、欧米株安受けリスク回避の流れに
13日前引けの日経平均株価は前営業日比422円65銭安の3万8953円44銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は11億1251万株、売買代金概算は2兆2867億円。値上がり銘柄数は738、対して値下がり銘柄数は849、変わらずは56銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク回避の地合いとなった。前日の欧州株市場で主要国の株価が軒並み下落したほか、米国株市場でもトランプラリーが一巡し利益確定の動きが強まり、NYダウが400ドル近い下落で3日ぶりに下値を試す展開となった。これを受けて東京市場でも投資家のセンチメントが悪化した。外国為替市場では円安方向に振れているものの、これを好感する動きは限定的で半導体関連株や自動車株などを中心に輸出セクターは売りに押された。
個別では売買代金トップとなったソフトバンクグループ<9984>が冴えず、ディスコ<6146>も軟調。川崎重工業<7012>、日立製作所<6501>なども安い。第一三共<4568>も売られた。ネクソン<3659>が急落、住友金属鉱山<5713>の下げも目を引く。半面、東京エレクトロン<8035>が商い増勢のなか上昇、フジクラ<5803>、古河電気工業<5801>など電線大手が上値追い。エル・ティー・エス<6560>がストップ高に買われ、中越パルプ工業<3877>も値を飛ばした。朝日工業社<1975>が急騰、シャープ<6753>も物色人気に。