「バイオエタノール」が27位に浮上、30年代に全新車バイオ燃料対応へ<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「バイオエタノール」が27位とトップ30に浮上してきた。
経済産業省は11日、植物由来のバイオ燃料であるバイオエタノールを混ぜたガソリンの導入拡大を図る方針を明らかにした。2030年代の早期にすべての乗用車の新車販売をバイオ燃料対応車とすることを目指す。今後具体的な行動計画を作成し、制度や支援など必要な環境を整備していく考えだ。
トウモロコシなどの植物や廃棄用の食用油などを原料とするバイオ燃料は従来の化石燃料に比べて環境にやさしいとされ、脱炭素社会の実現に向けて普及が見込まれている。自動車と同じくガソリンを用いる航空分野でも取り組みが進んでおり、経産省は30年度から石油元売り各社に航空向けのバイオ燃料「SAF」の供給を義務付ける方針にある。バイオ燃料普及への期待の高まりから、テーマランキングには「バイオ航空燃料」もランクインしている。
関連銘柄としては、石油元売りのENEOSホールディングス<5020>や出光興産<5019>、コスモエネルギーホールディングス<5021>、エンジニアリング大手の日揮ホールディングス<1963>、千代田化工建設<6366>など。このほか、ユーグレナ<2931>、Green Earth Institute<9212>などが挙げられる。