「エヌビディア関連」が12位、目先株価変調で東京市場も影響及ぶ<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「エヌビディア関連」が12位にランクインしている。
生成AI市場の急拡大を背景にAI用半導体として米エヌビディア<NVDA>が手掛けるGPU(画像処理半導体)の需要が爆発的に伸び、同社の業績と株価を変貌させた。同社の収益は現在進行形で急速に拡大基調を続けているが、そうしたなか今月20日に発表された8~10月期決算はハイレベルの市場コンセンサスを更に上回る驚異的な内容であった。先行き見通しについても想定以上で、文句のつけようのない決算発表だったが、その後の株価は調整トレンド入りしている。
これを受けて東京市場でもエヌビディア関連に位置付けられる半導体セクターの主力株などが軟調な株価推移を余儀なくされている。特に、アドバンテスト<6857>はエヌビディア向けに半導体検査装置を独占的に納入している実績があり関連最右翼のポジションにあるが、ここにきて株価の崩れ足が目立ってきた。きょうは一時500円近い下落で8700円台半ばまで水準を切り下げ、直近2カ月にわたる上昇相場で下回ることのなかった25日移動平均線を踏み抜く形となった。このほか、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、SCREENホールディングス<7735>といった世界的に商品競争力の高い半導体製造装置大手メーカーへの売り圧力が強まっている。