【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、米CPIの結果待ちで様子見姿勢 (12月11日)

市況
2024年12月11日 16時33分

日経平均株価

始値  39357.77

高値  39401.93(15:23)

安値  39112.80(11:35)

大引け 39372.23(前日比 +4.65 、 +0.01% )

売買高  17億0703万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆8412億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は4円高と小幅に3日続伸、材料難で様子見姿勢強い

2.前日のNYダウは154ドル安と4日続落しナスダックも続落

3.米11月CPIの結果待ちで積極的な売買は手控える展開に

4.川重が急伸し売買代金トップとなり防衛関連の重工大手が人気

5.ディスコ、アドテスト、東エレクなどの半導体関連株は軟調

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比154ドル安と4日続落した。米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて利益確定売りが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は小幅に3日続伸。米11月消費者物価指数(CPI)の発表を控え様子見姿勢が強く、材料に欠ける展開となった。

前日の米株式市場では、NYダウは4日続落しナスダック指数も続落した。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も売り先行でスタート。日経平均の前場終値は254円安だったが、午後に入り値を戻し、結局前日に比べ小幅高で取引を終えた。米CPIの結果待ちで様子見姿勢も強く、売買は低調だった。半導体関連などハイテク株は軟調な一方、防衛関連の大手重工が商いを伴い買われ銀行株も堅調だった。

個別銘柄では、川崎重工業<7012>が大幅高で売買代金トップに買われたほか、IHI<7013>や三菱重工業<7011>が値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が高く、東京海上ホールディングス<8766>が上昇。フジクラ<5803>や任天堂<7974>、日立製作所<6501>が堅調でソニーグループ<6758>は上場来高値を更新した。

半面、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が安く、ソフトバンクグループ<9984>やリクルートホールディングス<6098>が値を下げた。キーエンス<6861>やファナック<6954>、デンソー<6902>が軟調で、三菱商事<8058>やさくらインターネット<3778>が下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、スズキ <7269>、KDDI <9433>、キッコマン <2801>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約40円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>、ディスコ <6146>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約64円。

東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)保険業、(3)繊維製品、(4)精密機器、(5)その他金融業。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)鉱業、(3)ガラス土石製品、(4)医薬品、(5)ゴム製品。

■個別材料株

△東建コーポ <1766> [東証P]

上期受注額増大で25年4月期業績予想を上方修正。

△モノタロウ <3064> [東証P]

11月度売上高13.2%増と増収基調を維持。

△Fスターズ <3687> [東証P]

量子コンピューター関連株の筆頭格と位置付けられる。

△テモナ <3985> [東証S]

サブスク振興会に不正注文検知サービスをOEM提供。

△デルタフライ <4598> [東証G]

急性骨髄性白血病対象の臨床試験で忍容性承認。

△アイサンテク <4667> [東証S]

愛知県常滑市の自動運転バス実証実験に参画。

△リベルタ <4935> [東証S]

「フリーズテック」の独占販売代理店契約締結。

△川重 <7012> [東証P]

「防衛特別法人税」新設報道で防衛関連の一角に資金流入。

△トプコン <7732> [東証P]

非公開化への入札報道でコメントを開示。

△萩原工業 <7856> [東証P]

25年10月期増益・増配予想を評価。

▼ポールHD <3657> [東証P]

2~10月期最終赤字を嫌気。

▼CLHD <4286> [東証S]

24年12月期業績予想及び配当予想を下方修正。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)トプコン <7732>、(2)Fスターズ <3687>、(3)萩原工業 <7856>、(4)川重 <7012>、(5)シンフォニア <6507>、(6)セイコーG <8050>、(7)ダイダン <1980>、(8)IHI <7013>、(9)三機工 <1961>、(10)人・夢・技術 <9248>

値下がり率上位10傑は(1)ポールHD <3657>、(2)ベステラ <1433>、(3)ペプドリ <4587>、(4)オープンUP <2154>、(5)Jディスプレ <6740>、(6)サンウェルズ <9229>、(7)宮越HD <6620>、(8)SREHD <2980>、(9)ラクス <3923>、(10)ディスコ <6146>

【大引け】

日経平均は前日比4.65円(0.01%)高の3万9372.23円。TOPIXは前日比7.90(0.29%)高の2749.31。出来高は概算で17億0703万株。東証プライムの値上がり銘柄数は823、値下がり銘柄数は750となった。東証グロース250指数は638.58ポイント(1.89ポイント安)。

[2024年12月11日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.