日経平均は179円安でスタート、アドバンテストや安川電などが下落/寄り付き概況

市況
2025年1月14日 9時41分

日経平均 : 39010.96 (-179.44)

TOPIX  : 2712.02 (-2.10)

[寄り付き概況]

14日の日経平均は179.44円安の39010.96円と4日続落して取引を開始した。東京市場が3連休中の前週末10日の米国株式市場で、ダウ平均は696.75ドル安、ナスダックは317.25p安。12月の雇用統計が予想外に改善を示したため利下げ期待後退で長期金利が上昇し株価の重しとなった。昨日13日のダウ平均は358.67ドル高、ナスダックは73.53pt安。利下げ期待の後退が株価の重しとなる一方、原油高に連れたエネルギーセクターの上昇やヘルスケアセクターの上昇が相場を支えた。

今日の東京株式市場は売りが先行した。東京市場が3連休中の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でもナスダック総合指数2日間合計で2.01%下落、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.76%下落と、ダウ平均(0.79%下落)に比べ下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を抑える要因となった。また、海外市場で米長期金利が上昇したことを受け、株価の割高感が意識された。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が反発したことが東京市場で安心感となった。また、2月決算企業の第3四半期決算発表が今日まで続くことから、引き続き好決算・好業績銘柄への物色意欲が株価を支える要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は3兆3525億円の黒字。前年同月に比べ1兆1822億円黒字幅が拡大した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は2兆6923億円の黒字だった。

セクター別では、空運業、小売業、非鉄金属、精密機器、機械などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、海運業、繊維製品、建設業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、安川電<6506>、野村マイクロ<6254>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、古河電工<5801>、サンリオ<8136>、日産自<7201>、7&iHD<3382>、フジクラ<5803>、三菱重<7011>、イオン<8267>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>などが下落。他方、良品計画<7453>、INPEX<1605>、ファナック<6954>、IHI<7013>、伊藤忠<8001>、トヨタ<7203>、スクリーンHD<7735>、任天堂<7974>、KDDI<9433>、川崎重<7012>、みずほ<8411>、キオクシアHD<285A>、NTT<9432>などが上昇している。

《CS》

提供:フィスコ

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