ユビキタスAI---3Qも2ケタ増収、ソフトウェアサービス事業が順調に推移

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2025年2月18日 18時46分

ユビキタスAI<3858>は14日、2025年3月期第3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比25.6%増の26.37億円、営業損失が1.31億円(前年同期は0.87億円の損失)、経常損失が1.33億円(同0.72億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.12億円(同0.61億円の損失)となった。

ソフトウェアプロダクト事業の売上高は前年同期比3.7%増の4.72億円、セグメント損失は1.61億円(前年同期は0.09億円の利益)となった。高速起動製品における国内外の車載機器関連および海外民生機器の既存顧客からのロイヤルティ売上、また、データベース製品における産業機器の既存顧客からのロイヤルティ売上、さらに、音声コードUni-Voice(ユニボイス)製品の印刷関連の既存顧客からのロイヤルティ売上を中心としている。売上高の増加要因は、グレープシステム(GS社)のロイヤルティ売上の増加によるものであり、セグメント損失の増加要因は、自社製品の売上および利益減少によるものとしている。

ソフトウェアディストリビューション事業の売上高は同25.5%増の9.32億円、セグメント損失は0.52億円(同0.78億円の損失)となった。BIOS、Bluetooth、ネットワークマネジメント等の海外製品における既存顧客からのロイヤルティおよび受託開発売上、また、コード解析・セキュリティ検証ツールの既存および新規顧客へのライセンス販売を中心としている。売上高の増加とセグメント損失の減少要因は、既存顧客向けライセンス売上の前倒しと新規顧客への開発ライセンス販売に加えて、GS社売上分の追加および円安による為替の影響によるものとしている。

ソフトウェアサービス事業では、既存顧客からの各種受託開発売上、データコンテンツ「YOMI」に関する車載機器向けを中心としたライセンス売上に加え、GS社の受託開発売上追加により、売上高は同97.5%増の6.96億円、セグメント利益は0.87億円(同0.20億円の損失)となった。

データアナリティクス事業では、一般企業および政府機関へのパッケージソフト売上増加となったが、学術機関における契約形態変更に伴いライセンス売上が減少し、売上高は同2.2%減の5.36億円、為替の影響によりセグメント損失は0.04億円(同0.02億円の利益)となった。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比15.6%増の40.22億円、営業利益が同44.1%減の0.40億円、経常利益が同56.6%減の0.38億円、親会社株主に帰属する当期純損失が0.22億円とする期初計画を据え置いている。

《NH》

提供:フィスコ

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