「2025年のIPO」が17位にランクイン、相次ぐIPOの発表で関心度上昇<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「2025年のIPO」が17位にランクインしている。
8月下旬以降、IPOが相次ぎ発表されたことが関心を高めるのにつながっているようだ。8月21日に沖縄発のビールブランド「オリオン」を展開するオリオンビール<409A>が9月25日の予定で東証プライム市場に上場すると発表。同月28日にはライトノベルレーベルの「オーバーラップ文庫」などを刊行する企業のグループのオーバーラップホールディングス<414A>が10月3日の予定で東証グロース市場に上場すると発表し知名度のある企業のIPO発表が続いた。8月のIPOはアクセルスペースホールディングス<402A>1社のみ(東証REITの霞ヶ関ホテルリート投資法人<401A>は除く)だったが、9月には3社、10月には3社のIPOが9月4日時点で予定されている。
また、厳密にはIPOではないが、ソニーグループ<6758>は3日、金融子会社ソニーフィナンシャルグループ(SFGI)のパーシャル・スピンオフ(分離・独立)を10月1日付で実行すると発表した。同スピンオフは、東京証券取引所からSFGI株式の上場承認が得られ、その承認が取り消されないことを効力発生の条件としており、9月29日を上場予定日としている。
これらを受けて、IPOへの関心が改めて高まると予想されており、IPO銘柄への注目も高まっている。この日の関連銘柄では、目立った動きは少ないものの、ブッキングリゾート<324A>、デジタルグリッド<350A>、北里コーポレーション<368A>、レント<372A>、みのや<386A>、JX金属<5016>などが堅調となっている。