「宇宙開発」が15位、政府が宇宙組織の体制強化に動き出す<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「宇宙開発」が15位となっている。
宇宙開発は世界的に国を挙げての取り組みが顕著な分野であり、日本政府もこれに追随する形で注力の構えにあり、株式市場でも投資テーマとして折に触れてクローズアップされる。自民党の総裁選が事実上スタートする中、次期総裁の有力候補の一人とみられる高市早苗前経済安全保障担当相が宇宙分野にも注力する方針を明示していることから、高市トレードの対象としても注目度が高い。
そうしたなか、直近では政府が来年度から内閣府の宇宙組織の体制拡充を目的に、定員をこれまでの倍増となる60人に増員し、弁護士や技術者など専門人材の登用を目指す計画にあることが報じられており、関連銘柄の株価を刺激する材料として改めてマーケットの関心を集めている。日本は欧米並みに宇宙開発を国が主導する体制を確立する方向にある。関連予算についても来年度は今年度から4割アップとなる6000億円程度の確保を念頭に置いているもようだ。
関連銘柄としては主力どころではIHI<7013>や三菱重工業<7011>が挙げられるが、そのほか、QPS研究所<5595>やアストロスケールホールディングス<186A>、Synspective<290A>、セック<3741>、IMV<7760>なども注目される。