「核融合発電」が7位にランク、自民党「高市新総裁」誕生で再人気化<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で「核融合発電」が7位となっている。
4日に実施された自民党総裁選では、高市早苗氏が勝利し「新総裁」に就任した。15日にも召集する臨時国会で首相に指名される公算が大きい。同氏は核融合発電の実現に向けて前向きな姿勢を示してきたことから、同関連銘柄が再び脚光を浴びている。
核融合発電は、原子核同士を融合させてエネルギーを取り出す発電のことで、燃料となる重水素は海水中に豊富に存在しており、ウランやプルトニウムなどの放射性物質を使わないため環境への負荷もコストも低い発電方法といわれている。核分裂で起こる連鎖反応がなく、暴走による深刻な事故が発生する可能性もない安全なエネルギーとされている。政府は6月に「世界に先駆けた2030年代の実証を目指す」ことを明らかにした。
関連銘柄では、三菱重工業<7011>やIHI<7013>、日立製作所<6501>やNEC<6701>のほか、原子力分野で豊富な実績を持つ産業機器メーカーの助川電気工業<7711>、それに東洋炭素<5310>や木村化工機<6378>、ジェイテックコーポレーション<3446>、神島化学工業<4026>、浜松ホトニクス<6965>、アルバック<6728>などが注目されている。