本日注目すべき【好決算】銘柄 3DM、ハートシード、ビジョナル (11日引け後 発表分)
12月11日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
3DM <7777> [東証G] ★上期経常は黒字浮上・通期計画を超過
◆26年4月期上期(5-10月)の連結経常損益は20.1億円の黒字(前年同期は7.9億円の赤字)に浮上して着地。主力の吸収性局所止血剤は消化器内視鏡領域で高い成長が持続した米国を中心に販売が拡大し、46.8%の大幅増収を達成した。為替差損益が好転したことも利益を大きく押し上げた。
通期計画の3.4億円をすでに大幅に上回っており、業績上振れが期待される。
ハートシード <219A> [東証G] ★今期経常を2.5倍上方修正
◆25年12月期(14ヵ月の変則決算)の経常利益(非連結)を従来予想の1.3億円→3.2億円に2.5倍上方修正。研究開発費における試験費用や心筋細胞製造費用などが想定より抑えられる見込みになったことを反映した。
ギグワークス <2375> [東証S] ★前期経常が一転黒字で上振れ着地・今期は4倍増益へ
◆25年10月期の連結経常損益は500万円の黒字(前の期は4億2700万円の赤字)に浮上し、従来予想の9000万円の赤字を上回って着地。続く26年10月期の同利益は前期比4.0倍の2000万円に急拡大する見通しとなった。前期上振れはWeb3サービス事業で保有暗号資産の時価変動によって営業外損益が計画を上回ったことが要因。今期は主力であるオンデマンドエコノミー事業、システムソリューション事業、シェアリングエコノミー事業の堅調な推移を見込む。
ビジョナル <4194> [東証P] ★8-10月期(1Q)経常は45%増益で着地
◆26年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比45.5%増の81.6億円に拡大して着地。プロフェッショナル人材への企業の旺盛な採用ニーズが続く中、BizReach事業で導入企業数の増加が継続したことが収益を牽引した。
品川リフラ <5351> [東証P] ★今期最終を2.4倍上方修正・2期ぶり最高益更新へ
◆26年3月期の連結最終利益を従来予想の130億円→310億円に2.4倍上方修正。増益率が33.0%増→3.2倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。渋谷区神宮前に保有する固定資産(賃貸不動産)の売却に伴い、売却約280億円が発生することが最終利益を押し上げる。
ロココ <5868> [東証S] ★今期配当を10円増額修正
◆25年12月期の期末一括配当を従来計画の25円→35円(前期は30円)に大幅増額修正した。業績が計画に対して順調に進捗していることを踏まえ、株主への利益配分を増やす。期末一括配当利回りは3.70%に上昇。
巴工業 <6309> [東証P] ★今期経常は7%増で6期連続最高益、前期配当を10円増額・今期は実質増配
◆25年10月期の連結経常利益は前の期比13.1%増の54億円に伸びて着地。続く26年10月期は前期比6.8%増の57.7億円と6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は機械製造販売事業、化学工業製品販売事業ともに海外ビジネスの拡大などに注力し、6.5%の増収を見込む。
業績好調に伴い、前期の年間配当を99円→109円(前の期は1→3の株式分割前で145円)に増額修正。今期は72円と前期の株式分割を考慮した実質配当は19.3%増配とする方針とした。
併せて、28年10月期に売上高700億円、経常利益70億円を目指す中期経営計画を策定。また、配当方針を変更。DOE5%を下限とし、配当性向を50%以上(従来40%以上)に引き上げる。
酉島 <6363> [東証P] ★今期最終を一転38%増益に上方修正
◆26年3月期の連結最終利益を従来予想の36億円→56億円に55.6%上方修正。従来の減益予想から一転して37.7%増益見通しとなった。フジテック <6406> 株のTOBへの応募に伴い、投資有価証券売却益28億円が発生することが上振れの要因。
ダイコー通産 <7673> [東証S] ★上期経常を一転9%増益に上方修正
◆26年5月期上期(6-11月)の経常利益(非連結)を従来予想の4.3億円→6.7億円に56.1%上方修正。従来の減益予想から一転して9.4%増益見通しとなった。消防デジタル通信設備案件、FTTH案件、医療福祉施設向け屋内通信設備案件などの一部が前倒しになったことに加え、屋内電源設備案件、防災行政無線案件の規模拡大なども上振れにつながった。
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