「ディフェンシブ」が21位にランク、AI・半導体関連株の波乱で安全志向も<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 フィジカルAI
2 ロボット
3 レアアース
4 人工知能
5 金利上昇メリット
6 半導体
7 地方銀行
8 防衛
9 JPX日経400
10 TOPIXコア30
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ディフェンシブ」が21位となっている。
米国のオラクル<ORCL>やブロードコム<AVGO>の株価が足もとで急落したことを受け、日米でAI・半導体関連株が高値圏での波乱状態となっている。オラクルは巨額の設備投資による負債急増が警戒されたほか、ブロードコムは好調な決算を発表したが、成長見通しが期待に届かないことなどが嫌気された。急激な上昇を演じてきたAI・半導体関連株だが、先行きへの不透明感が高まっている。また、日米ともにインフレ懸念は根強く、実質賃金の低下も警戒されている。
安全志向も強まるなか、AI・半導体関連株に向かっていた投資資金の受け皿としてディフェンシブ株が関心を集めている。JR東日本<9020>やJR東海<9022>といった電鉄株が値を上げているほか、JT<2914>は最高値圏で快走。日本ハム<2282>や東洋水産<2875>といった食品株やアステラス製薬<4503>や住友ファーマ<4506>などの薬品株も注目されている。