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【村瀬智一が斬る!深層マーケット】高市政策関連への物色意欲は根強い

市況
2026年1月17日 8時00分

「高市政策関連への物色意欲は根強い」

●衆院解散報道で5万4000円台へ上昇

日経平均株価は、高市早苗首相が通常国会の冒頭で衆院を解散する検討に入ったとの報道を受け、14日には5万4487円まで急伸した。その後、首相は解散の意向を与党幹部に伝え、詳細は19日の記者会見で説明することが明らかとなった。これを受けていったん衆院解散を織り込む形となり、週後半は利益確定に伴う持ち高調整の動きとなった。日経平均株価は5万3700円辺りまで下げる場面もみられたが、5万4000円を下回る局面では押し目待ち狙いの買いが入りやすい状況だった。

高市首相による19日の国民への説明を経て、改めて政策期待を背景に高市トレードの再開が予想される。一方、立憲民主党・公明党の新党を巡る動きなど選挙関連の報道がカタリストとなり市場関係者が慎重姿勢を強める可能性があるほか、レアアース関連の急騰など一部でバブルを警戒する声も囁かれる。しかし基本的には、高市首相が掲げる政策に関連する銘柄への投資家の物色意欲は根強いと考える。

●活躍が期待される「注目5銘柄」

◆良品計画 <7453> [東証P]

「無印良品」を展開する小売り。1月14日に発表した2026年8月期第1四半期(9-11月)の連結業績は2ケタの増収増益だった。国内事業はシステム障害に伴うEC販売停止の影響はあったが、出店の拡大に加え「無印良品週間」の効果により増収を確保した。好業績が評価され、株価は窓を空けて急伸。26週移動平均線を一気に突破した。昨年8月の上場来高値3786円をピークとする株価調整が上昇トレンドに転じる可能性が浮上してきた。

◆ジーエス・ユアサ コーポレーション <6674> [東証P]

車載用電池や産業用電池などを手掛ける。グループ企業のジーエス・ユアサ テクノロジーが製造する宇宙用リチウムイオン電池は、2000年代初頭の軌道上での宇宙実証以降、国内外の250機以上の宇宙機に搭載されてきた。高市首相とイタリアのメローニ首相が都内で会談し、宇宙開発の技術協力を進めるための枠組み「宇宙協議」を設けることで合意すると伝わっており、国の支援が強まる宇宙関連の一角として注目したい。

◆アンリツ <6754> [東証P]

情報通信ネットワークを支える計測器や通信機器の製造・販売を手掛ける。近年、ミリ波・テラヘルツ波の活用が、医療診断や空港での衣服透過検査、物体内部構造の非破壊確認などのイメージング分野に加え、衛星通信やレーダーシステム、超高速通信など幅広い分野で進んでいる。市場の拡大に伴い、システムの小型化やコスト低減、より高精度な基準信号源などが求められており、こうしたニーズに応えるため、同社は昨年末にマイクロ波周波数小型シンセサイザモジュールを投入している。株価は昨年11月の急騰で一気に2520円まで買われ、その後は膠着をみせていたが、遅れて上昇してきた13週線に支えられる形で反発をみせている。リバウンドの本格化に期待したい。

◆イリソ電子工業 <6908> [東証P]

自動車の電装化(EV自動運転)に不可欠な「振動に強い」コネクタを手掛ける電子部品メーカー。また、産業用やコミュニケーションロボット向けにコネクタ製品を提供しており、嵌合(かんごう)後の接続面が可動するフローティングコネクタでは業界随一のバリエーションを誇る。フィジカルAI関連の一角としても注目度が高まっている。株価は上向きで推移する13週線を支持線としたトレンドを形成。週末16日には昨年11月高値3330円を僅かに上回る水準まで上昇してきており、高値更新からの一段高を想定。

◆Link-Uグループ <4446> [東証P]

独自のサーバー技術を活用し、漫画アプリや動画配信、メタバースなどのプラットフォームの構築・運営を手掛ける。自社グループでマンガやウェブトゥーン(縦読みマンガ)などのコンテンツを制作し、IPの運用強化を推進。コンテンツ関連の一角として注目される。株価は荒い値動きが目立つ。昨年10月高値1814円をピークに三角保ち合いを形成しているが、足もとでは煮詰まり感が台頭。保ち合い上放れから昨年10月高値奪回の動きとなるか。

2026年1月16日 記 (次回は1月31日に更新予定)

株探ニュース

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