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話題株ピックアップ【夕刊】(1):豆蔵、ヘリオス、キオクシア

注目
2026年1月21日 15時41分

■豆蔵 <202A>  4,095円  +575 円 (+16.3%)  本日終値

豆蔵<202A>が急反発。同社は21日、マージャーマーケットによる報道を受けてコメントを開示した。インテグラル<5842>が保有する豆蔵株に関して、売却のための2次プロセスが進行中であり、EQTが豆蔵の非公開化を目指していること、法的拘束力を有する最終提案を今後数週間以内に受領する予定であるとの報道で、これに対し豆蔵は「企業価値向上に向け、非公開化を含む様々な資本政策の検討をしているが、現時点で決定した事実はない」と表明した。報道を材料視した買いが豆蔵株を押し上げた。

■ヘリオス <4593>  367円  +36 円 (+10.9%)  本日終値

ヘリオス<4593>は急反騰。20日の取引終了後、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)治療薬「HLCM051」のグローバル第3相臨床試験(REVIVE-ARDS試験)の治験計画届出書を、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出したと発表しており、材料視した買いが集まった。試験は患者組み入れを日本国内で先行的に取り組んだ後、並行して米国を中心としたグローバルでの治験を進める。HLCM051はヘリオスが開発する体性幹細胞再生医薬品であり、強力な抗炎症作用と免疫調整作用を持ち、さまざまな病態への応用ができるという。現在はARDS治療薬としての開発を優先的に進めている。ARDSは重症患者に突然起こる呼吸不全の総称で、全世界で110万人以上が罹患していると推定される。

■キオクシア <285A>  16,500円  +1,295 円 (+8.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位

キオクシアホールディングス<285A>は半導体関連株全般が売り込まれるなか、独歩高を演じている。1000円を超える上昇で最高値街道をまい進、未踏の1万6000円台まで株価水準を切り上げた。前日の米国株市場では、エヌビディア<NVDA>が4.4%安、TSMC<TSM>が4.5%安に売られるなど半導体セクターが軟調。ここ最高値圏で強調展開を続けていたフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日ぶりに反落した。しかし、フラッシュメモリー大手で、NANDフラッシュ技術に基づいたデータストレージ端末及びソリューションの開発・製造を手掛けるサンディスク<SNDK>は、一時10%を超える上昇で終値でも9.5%高と値を飛ばした。AIデータセンター向けSSD向けメモリー需要が旺盛でサンディスクの収益押し上げに貢献するなか、シティグループが同社の目標株価を従来比75%引き上げており、これが株価を強く刺激した。東京市場ではサンディスクと同業態のキオクシアHDに連想買いが波及する格好となっている。キオクシアHDは日経平均の新規採用候補にも挙がるなどで、ここ売買代金も高水準に膨らんでおり国内外機関投資家による組み入れ競争の様相を呈している。

■トーメンデバイス <2737>  14,170円  +770 円 (+5.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位

トーメンデバイス<2737>が大幅高で1万4000円台に乗せ、昨年12月30日につけた上場来高値1万3860円を払拭し青空圏に突入した。半導体商社で主に韓国サムスン電子の商品を取り扱うが、半導体メモリーの売上高に占めるウェートが8割強と高いのが特徴。世界的にデータセンター向けメモリー需要が極めて旺盛で、株式市場でも関連企業に対するマーケットの視線が熱を帯びており、トーメンデバもその流れで投資資金を誘導している。直近、米国株市場ではフラッシュメモリー大手のサンディスク<SNDK>が急騰し、東京市場でもサンディスクと開発・製造で協業関係にあるキオクシアホールディングス<285A>の物色人気に拍車がかかっている。トーメンデバは26年3月期業績がトップライン・営業利益ともに2ケタ成長が見込まれており、昨年秋口以降は機関投資家とみられる継続的な実需買いが観測されていたが、特に昨年12月下旬を境に買いに厚みが加わる状況となっている。

■東電HD <9501>  720.6円  +35.1 円 (+5.1%)  本日終値

東京電力ホールディングス<9501>は大幅高。原子力規制委員会が柏崎刈羽原発6号機の原子炉起動を承認したと、複数のメディアがこの日午後に伝えた。同日中に再稼働する見通しという。収益改善につながるとの見方から買いを呼び込んだ。柏崎刈羽原発6号機を巡っては、従来は20日に再稼働する予定だったが、17日に制御棒引き抜き試験で不具合が発生し、延期していた経緯がある。

■住友金属鉱山 <5713>  8,380円  +298 円 (+3.7%)  本日終値

住友金属鉱山<5713>や三菱マテリアル<5711>といった金関連株が高い。金鉱山を保有する住友鉱が3日続伸し上場来高値を更新したほか、金販売で実績のある三菱マも堅調に推移している。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で20日に金先物2月物が、前週末比170.4ドル高の1トロイオンス=4765.8ドルに上昇。時間外取引では4850ドル近辺まで上昇し最高値を更新している。デンマーク自治領のグリーンランドを巡り米国と欧州の対立が深まるなか、安全資産の金への買い需要が膨らんだ。これを受け、住友鉱など金関連株が物色人気に沸いている。

■アクセルHD <402A>  590円  +19 円 (+3.3%)  本日終値

アクセルスペースホールディングス<402A>が大幅反発。20日の取引終了後に、安全保障に関する宇宙機を用いたサービスの提供、コンサルティング及び支援を行う子会社を設立すると発表したことが好感された。同社では中長期的な成長戦略の一つとして、安全保障領域での顧客ニーズへの対応力強化を図っており、今回の子会社設立はその一環。事業開始は3月を予定しており、26年5月期業績予想への影響は軽微としている。

■純金信託 <1540>  23,655円  +725 円 (+3.2%)  本日終値

純金上場信託(現物国内保管型)<1540>、純銀上場信託(現物国内保管型)<1542>が全般リスクオフ相場のなかで、上値指向を強めておりマーケットの注目を集めている。世界的に地政学リスクが高まるなか貴金属マーケットへの投資資金流入が目立つ。直近では金市況、銀市況ともに過去最高値を更新しており、これを背景に金や銀のETFの上昇傾向が鮮明となっている。純金信託は昨年10月中旬に2万5740円まで急騰したが長い上ヒゲ形成となり、その後はいったん調整局面に入ったが、11月以降は再び一貫して戻り足を強めている。一方、純銀信託は最高値圏をまい進中だ。昨年11月以降、直近までで水準を2倍以上切り上げている。

■住友重機械工業 <6302>  4,813円  +79 円 (+1.7%)  本日終値

住友重機械工業<6302>が反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「撤退を発表していた造船事業について、ビジネスモデルを変えて継続する」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、新造船は終了したものの、国内最大手の今治造船(愛媛県今治市)から船体建造を横須賀造船所(神奈川県横須賀市)で請け負うという。国は、船の国内建造量を35年に現在のほぼ2倍の1800万総トンに引き上げる目標を掲げ、造船業の再生に取り組んでいることから、船体の建造受託でこれに貢献するようだ。

■山洋電気 <6516>  4,275円  +55 円 (+1.3%)  本日終値

山洋電気<6516>が3日ぶりに反発。20日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、投資会社ストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)による株式保有割合が15.24%から15.47%に上昇したことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は1月13日となっている。

株探ニュース

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