話題株ピックアップ【昼刊】:オンコリス、QDレーザ、キオクシア
■オンコリス <4588> 2,928円 +333 円 (+12.8%) 一時ストップ高 11:30現在
オンコリスバイオファーマ<4588>が3日ぶりに急反発している。5日、トランスポゾン社にライセンスアウトしたLINE-1逆転写酵素阻害剤の「OBP-601」に関し、米国の医療先端研究計画局のPROSPRプログラムのもと、健康寿命の延伸を目的とする研究開発に対して最大2200万ドルの研究開発支援(アワード)を受けることが公表されたと開示した。新薬の開発加速を期待した買いが集まったようだ。アワードに基づく資金は研究の進捗及び費用発生に応じ、トランスポゾン社や参画する研究機関に支払われる予定という。
■QDレーザ <6613> 908円 +98 円 (+12.1%) 11:30現在
QDレーザ<6613>が急反騰、一時18%を超える急騰でストップ高まであと3円に迫る場面があった。また、オキサイド<6521>は17%近い上昇でストップ高に張り付き、シグマ光機<7713>も6%高に買われるなどレーザー関連株への物色ニーズが強い。AIデータセンター投資の文脈で、演算処理を電気ではなく光を用いた処理に置き換え、画期的な省電力化を実現する光電融合分野が注目されている。その際に必須となるレーザー技術の重要性が意識されている。一方、地政学リスクの急速な高まりを背景に防衛関連への物色ニーズが強まっており、市場では「防衛関連のテクノロジーとして“兵器”という領域以外でもレーザー技術は重要なポジションにあり、同関連企業はニッチ分野で高い市場シェアを持つ企業が多いだけに、思惑買いの対象となっているようだ」(中堅証券ストラテジスト)という声がある。上記3社は防衛関連の取引実績は確認されないものの、将来的な技術転用の可能性を手掛かりとしている。QDレーザは量子ドットレーザー技術で強みを有するが、軍事用ネットワーク関連機器やセンサー関連機器への需要が思惑としてあるほか、半導体用レーザー光源の特定領域で9割を超える世界シェアを誇るオキサイド、研究開発用として他社と一線を画す高度なレーザー技術を有するシグマ光機なども、投資資金の波状的な買いを誘っている。
■DyDo <2590> 2,779円 +263 円 (+10.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
ダイドーグループホールディングス<2590>が急反発している、4日の取引終了後に、27年1月期の連結業績予想を発表しており、売上高2468億円(前期比2.3%増)、営業利益105億円(同2.5倍)、最終利益50億円(前期303億2200万円の赤字)を見込む。年間配当予想は前期と同じ30円を予定している。トルコ飲料事業・ポーランド飲料事業ともに増収を見込み海外事業の成長が牽引役となる見通し。一方の国内事業では前年度に計上した減損損失計上に伴う減価償却費の減少が見込まれるほか、商品ポートフォリオ最適化による製品ミックス改善や柔軟な価格戦略の実行により自販機1台当たり利益の向上を図る。また、自販機台数の絞り込みによる筋肉質な自販機網形成とともに、各コストの低減を図ることで収益体質を強化する。なお、26年1月期決算は、売上高2412億3600万円(前の期比1.7%増)、営業利益41億6300万円(同13.1%減)、最終損益303億2200万円の赤字(前の期38億400万円の黒字)だった。
■バイセル <7685> 5,920円 +480 円 (+8.8%) 11:30現在
BuySell Technologies<7685>が急反発している。4日の取引終了後に、「JUXI」ブランドでライブコマース事業を展開する中国の吉奢礼(杭州市)と中国及び北米市場を対象とした海外販売事業の拡大に向けた基本合意書を締結したと発表しており、好材料視されている。吉奢礼は80人規模の自社ライバーを抱え、ブランドバッグ、腕時計、ジュエリーの高品質な商品を中国全土と米国向けにライブ販売を実施している。今回の基本合意で吉奢礼とのパートナーシップにより、中国市場においてリペア技術の活用による「C・Dランク品」のリペア及びライブ販売を行うほか、中国市場において高回転で販売可能な「S・Aランク品」のライブ販売やバイセルの国内倉庫を用いた北米市場向けライブ販売などを行うとしている。なお、同件による26年12月期業績への影響は軽微としている。
■キオクシア <285A> 20,560円 +1,315 円 (+6.8%) 11:30現在
キオクシアホールディングス<285A>やアドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連の主力大型株が軒並みカイ気配でスタートする展開となっている。前日の米国株市場では景気敏感株やハイテク株など幅広く買い戻され、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに反発に転じたが、半導体セクターへの買いが目立っており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2%近い上昇となった。半導体メモリーのサンディスク<SNDK>が6%高と値を飛ばしたことで、東京市場ではこれに連動してキオクシアの株価が強く刺激されている。また、マイクロン・テクノロジー<MU>、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>なども大幅高に買われており、東京市場でも投資家心理が強気に傾いている。更に、日本時間早朝に発表された半導体設計大手ブロードコム<AVGO>の11~1月期決算発表は、事前コンセンサスを上回る好調な内容だったことから同社株は時間外で大きく買われており、これもポジティブ・サプライズとなっている。
■シェアテク <3989> 1,251円 +52 円 (+4.3%) 11:30現在
シェアリングテクノロジー<3989>が大幅続伸している。4日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英ロンドンに本拠を置く投資顧問会社アセット・バリュー・インベスターズによる株式保有割合が26.05%から27.09%に上昇したことが判明しており、需給思惑から買われているようだ。保有目的は「純投資及び持続的な企業価値の向上に向けた重要提案行為などを行う可能性がある」としており、報告義務発生日は2月25日となっている。
■Arent <5254> 4,445円 +180 円 (+4.2%) 11:30現在
Arent<5254>は寄り付き大口の買い注文でカイ気配スタートとなり、4日ぶりに大きく切り返す展開をみせている。同社は建設業界向けを中心にデジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティング及びシステム受託開発を主力展開する。業績はトップラインの伸びが際立っており、高成長路線をまい進中。そうしたなか、光通信<9435>のグループ会社である光通信が4日付で提出した大量保有報告書によると、光通信と共同保有者によるArent株式の保有比率は5.04%と、新たに5%を超過したことが分かった。保有目的は「純投資」としており、これが同社株の先高期待を増幅させている。
■カナデビア <7004> 1,002円 +38 円 (+3.9%) 11:30現在
カナデビア<7004>が大幅高で4日ぶりに反発している。4日の取引終了後に、全固体電池事業をスズキ<7269>に譲渡すると発表。それに伴い27年3月期第2四半期に事業譲渡益約74億円を特別利益に計上する見込みと発表したことが好感されている。カナデビアでは06年から全固体電池の開発に取り組んでおり、22年3月には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同実証研究で、国際宇宙ステーション(ISS)を構成する「きぼう」日本実験棟の船外に全固体電池軌道上実証装置を設置し、世界で初めて宇宙曝露空間での充放電動作の確認に成功した実績を有している。近年、全固体電池分野の開発競争が激化していることから、電動モビリティやリチウムイオン電池の開発を行うスズキに事業を引き継ぐことが全固体電池技術をより一層発展させると判断し、譲渡を決めたとしている。
■チヨダ <8185> 1,085円 +41 円 (+3.9%) 11:30現在
チヨダ<8185>が大幅高で4日ぶりに反発している。4日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比0.1%増となり、小幅ながら2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。月前半の気温が低かったことから冬物の売り上げが伸長したほか、まとめ買いセールを実施したことで低価格帯中心に子ども靴の売り上げが伸びた。また、決算セールやアプリ会員向けのセールを実施したことも寄与した。
■三菱重工業 <7011> 4,800円 +173 円 (+3.7%) 11:30現在
三菱重工業<7011>が3日ぶりに大幅反発。米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃が長期化することへの懸念が目先やや後退しているとはいえ、現状でまだ着地点は見えない。そうしたなか、米潜水艦がインド洋でイランの軍艦を撃沈したと報道されるなど戦域拡大の傾向がみられ予断を許さない。日本も中国による台湾有事への警戒が拭えないなか、高市政権下での防衛力強化の動きは今後一段とクローズアップされていくことが予想される。そうしたなか、防衛省との取引額で群を抜く三菱重の存在は、東京市場で改めて投資マネーの視線を集める可能性がある。今週明け2日につけた上場来高値5208円の払拭が当面の上値目標として意識される。
■東京センチュリー <8439> 2,151.5円 +71.5 円 (+3.4%) 11:30現在
東京センチュリー<8439>は4日ぶりに反発している。この日、オーストラリアの独立系レンタカー会社バーゲン・カー・レンタルズ・オーストラリア社の全株式を取得すると発表しており、好材料視されている。バーゲン社は、シドニーやメルボルンなどの主要空港近郊に13拠点を構える地場独立系レンタカーの大手で、今回の買収は、東京センチュとして単独では初めてとなる海外レンタカー事業への出資となる。東京センチュでは、子会社であるニッポンレンタカーサービスが蓄積した適正な在庫コントロールや高効率な店舗運営、DX推進による顧客サービス高度化などの事業ノウハウを活用することで、成長が続く豪モビリティ市場での事業基盤確立を狙う。また、将来的には車両のリース・ファイナンスや中古車事業など周辺領域への展開も視野に入れるとしている。
■内田洋行 <8057> 2,025円 +57 円 (+2.9%) 11:30現在
内田洋行<8057>が4日ぶりに反発している。4日の取引終了後に発表した1月中間期(25年7月21日~26年1月20日)連結決算が、売上高1740億8100万円(前年同期比42.9%増)、営業利益54億8100万円(同51.5%増)、純利益48億9400万円(同78.4%増)と大幅増収増益で着地したことに加えて、期末一括配当予想を60円から66円へ引き上げたことが好感されている。GIGAスクール構想に基づく1人1台端末の更新時期を迎え、今期が最需要期を迎えていることに加えて、学校施設案件で大型の新築・改修案件の増加や、大学での理工系人材拡充のための整備予算の増加に伴う獲得が増えていることが貢献。また、大手企業を中心に社員間のコミュニケーション活性化のためのシステムで大型案件を獲得したことや、会議室運用支援サービスの利用契約数が順調に伸長したことも寄与した。なお、26年7月期通期業績予想は、売上高4180億円(前期比24.0%増)、営業利益154億円(同26.5%増)、純利益108億円(同9.9%増)の従来見通しを据え置いている。
■オンワード <8016> 791円 +22 円 (+2.9%) 11:30現在
オンワードホールディングス<8016>は4日ぶりに反発している。4日の取引終了後に発表した2月度の月次売上概況で、店舗及びEコマースの既存店売上高が前年同月比4.2%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。上旬は気温が低く推移しことでセールを中心に冬物衣料の販売が好調。中旬以降は気温の上昇に伴い、アウターやニットなどの春物衣料の売り上げが伸長した。また、オーダーメイドブランド「カシヤマ」を展開するオンワードパーソナルスタイルでは、デジタルマーケティングの成果などで既存店売り上げが大きく伸長。ウィゴーでは韓国アイドルグループとのコラボ企画などが好評だった。なお、全店売上高は同7.0%増だった。
■ウシオ電機 <6925> 2,989.5円 +73.5 円 (+2.5%) 11:30現在
ウシオ電機<6925>が大幅高で4日ぶりに反発している。4日の取引終了後に、自社株900万株(消却前発行済み株数の9.72%)を3月25日付で消却すると発表したことが買い材料視されている。消却後の発行済み株数は8350万株となる。
■ネクセラファーマ <4565> 847円 +18 円 (+2.2%) 11:30現在
ネクセラファーマ<4565>が大幅高で4日ぶりに反発している。4日の取引終了後に、日本で不眠症治療薬「クービビック」として販売されているデュアルオレキシン受容体拮抗薬ダリドレキサントについて、不眠症患者の治療を適応として韓国の食品医薬品安全処に製造販売承認を申請したと発表しており、好材料視されている。なお、同件が26年12月期業績に与える影響は軽微としている。
■岡野バルブ製造 <6492> 10,600円 +1,500 円 (+16.5%) ストップ高 11:30現在
日本ギア工業<6356>がストップ高の水準となる前営業日比300円高の1649円に買われ、上場来高値を更新した。岡野バルブ製造<6492>やTVE<6466>もストップ高となった。4日の取引終了後、ロイター通信が「3月中旬の首脳会談に向け、日米両政府が関税合意に基づく対米投融資の『第2陣』案件の協議を急いでいる」と報道。そのなかで、原子炉の建設に日本企業が関与するプロジェクトを有力候補として調整していると伝えた。これまでも第2陣に関しては次世代原発の建設が有力視されていたが、報道を受けて原発関連と位置付けられる銘柄については受注面での影響を巡る思惑が改めて台頭し、物色人気化している。木村化工機<6378>や助川電気工業<7711>も大幅高となっている。
●ストップ高銘柄
メドレックス <4586> 125円 +30 円 (+31.6%) ストップ高 11:30現在
オキサイド <6521> 3,460円 +500 円 (+16.9%) ストップ高 11:30現在
TVE <6466> 5,220円 +705 円 (+15.6%) ストップ高 11:30現在
グリーンモンスター <157A> 1,146円 +150 円 (+15.1%) ストップ高 11:30現在
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
アーキテクツ <6085> 1,891円 -500 円 (-20.9%) ストップ安 11:30現在
以上、1銘柄
株探ニュース