話題株ピックアップ【夕刊】(2):テルモ、住友ファーマ、良品計画
■テルモ <4543> 2,061円 +85.5 円 (+4.3%) 本日終値
テルモ<4543>は大幅続伸。5日、京都大学iPS細胞研究財団との共同研究が日本医療研究開発機構(AMED)の2025年度「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療・細胞治療次世代製造技術開発)」の採択を受けたと発表した。共同研究ではテルモの細胞増殖システム「Quantum Flex」(カンタムフレックス)を使用してiPS細胞を安定的かつ効率的に製造する標準的なプロセスや手法の確立を目指すとしており、材料視した買いが集まった。京都大学iPS細胞研究財団は2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥氏が理事長を務める。従来iPS細胞の培養は専門家が複雑な手順に基づき手作業で実施しており、iPS細胞の量産において莫大な時間や費用がかかることや、作業者によって品質にばらつきがあることなどが課題となっている。
■住友ファーマ <4506> 1,920.5円 +75.5 円 (+4.1%) 本日終値
住友ファーマ<4506>は朝安後にプラス圏に浮上した。親会社の住友化学<4005>とともに設立した合弁会社RACTHERAとの連名できょう午前9時20分ごろ、同日付で非自己iPS細部由来ドパミン神経前駆細胞「アムシェプリ」の日本における製造販売承認を取得したと発表しており、好感した買いが優勢になった。同製品は世界初のiPS細胞由来の再生・細胞医薬品であり、既存の薬物療法で十分な効果が得られないパーキンソン病患者の運動症状の改善を効能、効果又は性能とする。同社の親会社である住友化学<4005>も上げ幅を拡大した。薬価収載後の販売は住友ファーマ、製造は住友化と住友ファーマの合弁会社であるS-RACMOが担う。今回の承認は条件及び期限付き承認であり、今後は本承認の取得に向けて製造販売後臨床試験及び使用成績調査を実施していく。
■WTI原油 <1671> 4,135円 +143 円 (+3.6%) 本日終値
WTI原油価格連動型上場投信<1671>やWisdomTree WTI 原油上場投資信託<1690>が高い。5日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限が前日比6.35ドル高の1バレル=81.01ドルに急上昇した。一時82.16ドルと24年7月以来の水準に上昇した。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が湾岸地域に拡大しており戦闘が長期化することが警戒され、原油価格は上昇基調を強めている。これを受け、原油ETFは買い優勢の展開となった。
■良品計画 <7453> 3,585円 +112 円 (+3.2%) 本日終値
良品計画<7453>が大幅反発。この日午前中に、コープ東北サンネット事業連合(仙台市泉区)のスーパーマーケットへの商品供給を開始すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。今回の商品供給開始により、コープ東北サンネットが商品を供給する東北地方2生協(みやぎ生活協同組合、いわて生活協同組合)が運営するスーパーマーケットで無印良品の商品が購入できるようになる。まずは3月12日からみやぎ生協が運営する「みやぎ生協 白石店」の店内の一画で取り扱いを開始し、その後、宮城県内の「みやぎ生協」1店舗、岩手県内の「いわて生協」2店舗(合計4店舗)に順次展開する。
■ジンズホールディングス <3046> 5,360円 +160 円 (+3.1%) 本日終値
ジンズホールディングス<3046>は続伸。5日の取引終了後に発表した2月度の月次売上状況(速報)で、国内アイウェアショップの既存店売上高が前年同月比6.7%増と37カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。降雪などの天候による客足への影響はあったものの、引き続き継続的な販促や店舗における接客強化施策により、顧客1人当たりの購買価格が向上した。なお、全店売上高は同9.4%増だった。
■PAコンサル <4071> 2,263円 +55 円 (+2.5%) 本日終値
プラスアルファ・コンサルティング<4071>が後場一段高。同社はきょう、自社のタレントマネジメントシステム「タレントパレット」と、ユーザーベース(東京都千代田区)が展開する経済ニュースプラットフォーム「NewsPicks」が戦略的協業を開始したと発表。これが材料視されたようだ。タレントパレットが保有する人事データという静的情報と、NewsPicksが持つ経済ニュースの閲覧をもとにした日々の動的インテリジェンスを融合し、個々の知的好奇心に基づく学びをキャリアアップにつなげる新たな仕組みを提供するとしている。
■ニッコンHD <9072> 4,149円 +87 円 (+2.1%) 本日終値
ニッコンホールディングス<9072>が後場強含み、上場来高値を更新した。きょう午後2時ごろ、中期経営計画と株主還元方針の変更を発表した。中計は最終年度の29年3月期に売上高3500億円(26年3月期予想は2690億円)、営業利益は330億円(同237億円)を目指す。同時に株主還元方針の指標について従来のDOE(株主資本配当率)4%以上を来期から6%以上へ基準を引き上げるとしており、好感した買いが集まった。今回の中計では半導体や航空宇宙・防衛、医療機器、電力分野など成長産業の顧客開拓を重点的に進めるほか、グループ企業間の連携により国内既存取引先の海外業務を獲得することに注力する。
■ひろぎんHD <7337> 1,850円 +21 円 (+1.2%) 本日終値
ひろぎんホールディングス<7337>が高い。午後2時30分ごろに、26年3月期の連結業績予想について、最終利益を400億円から430億円(前期比20.0%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を27円から31円へ引き上げ年間配当予想を58円(前期48円)としたことが好感された。子会社である広島銀行で貸出金利息や有価証券利息配当金が増加し資金利益が想定を上回る見込みとなったことなどが要因としている。
■ヨンキュウ <9955> 3,055円 +25 円 (+0.8%) 本日終値
ヨンキュウ<9955>がしっかり。5日の取引終了後に未定としていた26年3月期の期末一括配当予想を25円にすると発表したことが好材料視された。前期実績に対しては5円の増配となる。
■F&LC <3563> 9,260円 -517 円 (-5.3%) 本日終値 東証プライム 下落率8位
FOOD & LIFE COMPANIES<3563>が急落。中国メディアの観察者網などが5日、回転ずしチェーン「スシロー」の北京の店舗について、現地当局が立ち入り検査を実施したと報告していると報じた。マグロに寄生虫の卵が付着していたという市民の苦情を受けて、当局は事態を受け止め現場検証を行ったという。報道を嫌気した売りが膨らんだ。F&LCは6日午前、MINKABU PRESSの取材に対し「報道があったことは把握しており、現在内容について事実確認を進めている」(広報)と述べた。
株探ニュース