ボストン連銀総裁、前回FOMCの声明文に異議を唱えたメンバーの意見に同調
コリンズ・ボストン連銀総裁の発言が伝わり、前回FOMCの声明文について異議を唱えたメンバーの意見に同調すると述べた。
金利据え置きの決定について、強く支持するとしつつ、声明文については「次の政策変更が利下げになるとの見通しを思わせる文言と、あまり密接にならないよう調整する」ことが望ましかったと語った。
今後の金利の道筋についてより「中立的」な姿勢を支持するとも述べている。
総裁はまた、「金利はより長い期間据え置かれ、その後さらに先の時点で緩和が行われる可能性が高い」と述べた。一方「特定の状況下では利上げを検討する必要が生じる可能性もある」としている。
「私が注目しているのは、むしろインフレの持続性だ。戦争の影響が世界的に波及し続ける中で、供給網の混乱が食品などエネルギー以外の価格上昇を広げる可能性がある」と指摘した。
最も可能性が高いシナリオとして、インフレは今後数カ月で3.5%をやや上回る水準まで加速した後、年末にかけて3%近くまで低下すると見ているという。
ただし、イラン紛争が長期化するにつれ、より深刻な影響を伴う代替シナリオの確率は高まっているとも述べた。また、新たな関税の導入や、米連邦最高裁が一部の関税措置を阻止したことも、物価を押し上げる要因となり得るとしている。
雇用については、失業率は低い一方で採用が低調という異例のバランスが見られると述べた。それでも、個人消費が堅調である中で、需要は底堅いとの見方を示した。
株探ニュース