<マ-ケット日報> 2026年5月8日
8日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比120円安の6万2713円だった。昨日の米国株が下げた流れを受けて売り先行のスタート。昨日に過去最大の上げ幅を記録した反動もあって前引け辺りには一時700円近い下げまで演じた。一方、売り一巡後はキオクシアなど半導体関連株に買いが入り徐々に下げ幅を縮小。前3月期決算の発表が始まって意外にも内容の良い企業が多いことから大引けはこの日の高値圏で終えている。
昨日の米国市場は米国とイランの戦争終結に対する不透明感からダウ平均は3日ぶりに反落した。この日はイラン側が米国の提案に対し否定的な見解を示したことで早期の終結機運は遠のいた。また、ホルムズ海峡付近で米国とイランの散発的な交戦があったことも水を差した模様。もともと米国株はハイテク株を中心に最高値を更新し続けており高値警戒感が働いた面もある。ただ、個々の企業業績は堅調で深く売り込む雰囲気にはない。
さて、東京市場は米株安や中東情勢の不透明感から売られる展開となったが、後場からは徐々に押し目買いが入り下げ幅を各指数ともに大きく縮めて取引を終えている。昨日にあれだけ上げたにも関わらずこの日の押しが限定されたことで相場の基調は案外しっかりしている様子。東証グロース指数は大幅高となっており物色の範囲が広がりつつある雰囲気も感じられる。(ストック・データバンク 編集部)