FRB調査、低採用・低解雇環境を浮き彫りに
FRBの最近の調査が、低採用・低解雇の労働市場の兆候を示した。FRBが2025年の「米家計の経済的幸福に関する報告書」を公表し、仕事を見つけたり維持したりすることへの懸念が前年より高まったことを示した。
調査によると、レイオフは僅かに増え、自発的な退職はやや減り、転職する人も2024年よりも少なかった。さらに、30歳未満の成人では、仕事が見つからないために働けないと回答した人が前年より増えている。報告書は2025年10月に収集された回答に基づく。
主なポイントは以下の通り。
*「生活に問題ない」または「快適に暮らしている」と回答した成人は73%。前年とほぼ同水準だったものの、コロナ支援策があった2021年の78%は下回った。
*インフレは依然として最大の懸念
特に食品価格上昇への不満が大きく、多くの家庭が支出行動を変更した。
*400ドルの緊急支出を現金で賄える人は63%
前年並みだったが、パンデミック期の高水準からは低下。
*雇用不安が上昇
「仕事を失う可能性を懸念」と回答した人は42%に上昇。
*教育水準による格差が大きい
「生活に問題ない」と回答した割合は、大卒者87%に対し、高卒未満では47%。
*AI利用の調査を初めて追加
労働者の約4人に1人が生成AIを使用した経験があると回答。多くは「仕事を奪う」より「生産性向上に繋がる」と見ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース