5月のISM製造業景気指数、4年ぶりの高水準
*ISM製造業景気指数(5月)23:00
結果 54.0
予想 53.0 前回 52.7
新規受注 56.8(54.1)
生産 54.3(53.4)
雇用 48.6(46.4)
入荷遅延 60.6(60.6)
在庫 49.9(49.0)
仕入価格 82.1(84.6)
輸出 50.6(47.9)
()は前回
この日発表の5月のISM製造業景気指数は54.0と予想を上回り、4年ぶりの高水準となった。新規受注と生産の拡大が寄与した。景況指数は5カ月連続で50を上回り、活動拡大を示している。
AI投資の急増や税制面での追い風や通商政策を巡る不透明感の後退を背景に、製造業の勢いが強まっていることを示唆した。印刷や繊維、電気機器、プラスチックなど、ほぼ全ての製造業種で活動が拡大。縮小は木材のみだった。
新規受注は4カ月ぶりの高水準となり、生産も勢いを増した。こうした力強さの一部は、将来の値上げを見越して顧客が在庫を積み増していることを反映している可能性も指摘されている。
中東紛争とホルムズ海峡の事実上の閉鎖により、原油やその他の原材料の価格は押し上げられている。原油価格はピークからは下げているものの、依然としてイラン紛争前の水準を大きく上回っている。ISM製造業景気指数の統計によると、生産者が負担する原材料コストは引き続き大幅に上昇。
仕入れ価格はやや低下したものの、なお2022年以来の高水準にあり、供給業者の納入状況を示す入荷遅延も2022年以来の高水準を維持。イラン紛争に伴う混乱でサプライチェーンの長期化が進んでいることが背景。輸入と輸出はいずれも拡大し、在庫は1年ぶりの高水準に上昇した。雇用指数は持ち直したものの、雇用者数の減少が続いていることを示した。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース