インテル、フルスタックAI戦略を発表
インテル<INTC>は本日、AIの最新動向を活用するための戦略を発表し、AIへの転換を図る中でフルスタックのエコシステムへの注力を改めて強調した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。
タンCEOは、単一チップよりも価値を重視する姿勢を示し、現代のソフトウエアおよびハードウエアの需要に応えるための4つの柱を示した。PC、エッジおよびエージェンティックAI、基盤データセンター、そしてインテリジェンスセンターだ。
タンCEOは台北で開催されているテクノロジー見本市「コンピューテックス」において、これらのエコシステムはそれぞれ世代を超えた機会を代表すると述べた。
インテルが披露した事例の1つは、エヌビディア<NVDA>出資のAI検索スタートアップ、パープレキシティ社とのパートナーシップ。ローカルデバイスとクラウドネットワーク全体に渡って機密性の高い企業情報を管理するデータ処理システムの展開を目的としている。
イベントで両社は、「ハイブリッド・エージェンティックAI推論」と称するシステムを披露。これはローカルデバイスとクラウドの間でワークロードを分散させる仕組み。この協業は、より高度なAI機能を日常的なハードウエアに直接組み込むという同社の広範な戦略と一致している。
タンCEOによると、AIは人々とデバイスとのインタラクションを変えつつあり、ローカルでのオンデバイス処理がインテルの将来の開発における重要な柱となっているという。
パープレキシティ社は2月にAIオペレーティングシステムを公開しているが、同社のスリニバスCEOは「このシステムが異なるAIモデル、ツール、ファイルを同時に処理できる」と述べている。インテルの最新プロセッサーを使用することで、パープレキシティはユーザーのコンピューター上でより小規模なAIモデルをローカルで実行できる。これはローカルハードウエアの効率性とクラウドの能力を組み合わせたハイブリッドアプローチだ。
タンCEOとスリニバスCEOによると、これによりクラウドへの機密文書のアップロード時におけるデータ漏洩リスクを防ぐことができ、インテルのプロセッサーを搭載したシステムが機密情報を自動的に保護する。
スリニバスCEOは「コンピューターが、デバイスから外部に送信すべき情報とそうでない情報を判断し、それぞれの処理はローカルAIによって行われる」と述べたほか、このシステムは外部リサーチを収集しローカルモデルと連携するための追加AIエージェントを展開でき、プライベートファイルをクラウドにアップロードすることなく、これらすべてを実行できると付け加えた。
「これはわれわれ双方が信じるアーキテクチャーだ」とタンCEOは述べた。「未来はデータセンターにおけるコンピューティングの拡大と、ローカルマシンにおけるコンピューティングの拡大にある」とも語った。
株探ニュース