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【クラファン】困難な「せん妄」リスク評価に挑む 国立がん研発AIベンチャーのDELISPECT、6月13日募集開始

経済
2026年6月12日 14時27分

「せん妄」のリスク評価サービスを展開する株式会社DELISPECT(東京都中央区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは6月13日10時開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:1000万円、上限募集額:5000万円
・ VC出資実績あり
・ エンジェル税制あり(優遇措置B)
・ みなし時価総額:3億円
・ 類似上場企業:FRONTEO <2158> [東証G]、ウェルネス・コミュニケーションズ <366A> [東証G]、メンタルヘルステクノロジーズ <9218> [東証G]、坪田ラボ <4890> [東証G]、CYBERDYNE <7779> [東証G]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

試験ではせん妄発症率「50%減」を確認

DELISPECTの金田賢代表は富士通 <6702> [東証P]、NTTデータ経営研究所を経て、2021~2025年、国立がん研究センター東病院AIデジタル機器開発推進室に非常勤研究員として勤務。2024年からDELISPECT代表を務めています。

同社は、国立がん研究センター発のヘルスケアAIスタートアップです。高齢の入院患者に頻発する「せん妄」のリスク評価と事前のケア対応を行う「DELISPECT」を開発し、2028年のクラスII医療機器としての国内上市を目指しています。

私立大学病院(1051床)の試験導入では、せん妄発症率約50%減・平均入院期間-4日を確認。独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)との薬事相談は完了し、国立がん研究センターが出願した特許の譲受契約締結済みで、将来的にIPOを計画しています。

せん妄患者への対応が看護師の負担増に…

せん妄は、高齢の入院患者に頻発する一過性の意識障害であり、数時間から一晩にわたって混乱状態が続くことも。現場では身体拘束が必要なケースもあり、看護師の負担増の一因となっています。

また、病院の総支出に占める看護職員の人件費の割合は約30%で、「看護師の労働効率を阻害するせん妄への対策は現場の負担軽減だけでなく、病院経営の改善にも寄与する可能性があります」(同社)。

これまで、せん妄の予防策自体は確立されているものの、発症リスクを高精度に捉える手段がなく、現場では発症後の対応に追われるのが現状であり、「弊社はAIによって発症リスクを可視化し、せん妄を事前にケア対応できる領域へと変えていきます」(同社)。

事業内容・競争優位性・成長戦略

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(出典:FUNDINNO)

「DELISPECT」は、高齢者のせん妄リスク低減や適切な対応を目指すAIサービスです。入院時の診療情報を基に、入院後48時間以内にせん妄ハイリスク患者を検知し、患者ごとにパーソナライズされたプラン(看護計画)を半自動生成することを目指しています。

「DELISPECT」は電子カルテデータをバックグラウンドで連携し、看護師の端末・PCでワンアクションでリスクの自動算出が可能。「現場の業務負担を増やさず、リスク評価と適切なケアの提示の両立を目指します」(同社)。

試験では、せん妄発症率が29%から15%へ約50%低下し、平均入院期間も16日から12日へと4日短縮。看護師へのアンケートでも、8割超が継続利用を希望しています。

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(出典:FUNDINNO)

同社は自社の強みとして、特許・規制・臨床データ・人材を挙げています。

特許面では、出願中の、診療情報をAIで解析して発症リスクを評価し、原因に応じた事前のケアの提案までを行う一連の技術について譲受契約を締結。評価から事前のケアの提案までを一体で権利化することを目指しています。

人材面では、せん妄研究をリードする専門医の小川朝生氏が共同創業者として参画しており、技術基盤には同氏が国立がん研究センターで策定したDELTAプログラムを活用。リスク薬剤、脱水、炎症、痛み、便秘など、せん妄の直接因子へのケアをアプリ上で支援します。

世界的に、せん妄予測AIの研究開発は活発化しているものの、医療現場で効果的なせん妄リスクの評価・ケア支援AIで先行するプレイヤーは限られていると同社は考えています。

「試験導入で得た臨床データ、せん妄ガイドライン策定に携わった専門医の知見などの要素が重なることで、模倣されにくい構造になると考えています」(同社)

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(出典:FUNDINNO)

短期では、今期から2027年9月にかけて、新たに7病院と共同研究を開始し、既存の提携先を含む8施設超で入院患者データを収集。AI予測性能の信頼性を検証し、薬事試験・臨床性能試験(治験不要)を進める予定です。

中長期では、せん妄(155億円規模)に続き、BPSD(認知症周辺症状、145億円規模)、認知機能検査(80億円規模)への横展開を計画。米国市場については現地大学病院との共同研究を候補に進めており、2030年の食品医薬品局(FDA)承認と上市を見込んでいます。

「医療機器メーカーや電子カルテベンダー、製薬企業との連携・M&Aも将来の候補として接点を持っています」(同社)

株主構成

同社は以下のVCなどから出資を受けています。

・BD Fund1号投資事業有限責任組合

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・FRONTEO <2158> [東証G]

・ウェルネス・コミュニケーションズ <366A> [東証G]

・メンタルヘルステクノロジーズ <9218> [東証G]

・坪田ラボ <4890> [東証G]

・CYBERDYNE <7779> [東証G]

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社DELISPECT

東京都中央区日本橋室町一丁目11番12号 日本橋水野ビル7階

資本金:18,000,000円(2026年5月21日現在)

発行済株式総数:12,000株(同)

発行可能株式総数:100,000株

設立日:2024年9月12日

決算日:8月31日

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 金田賢

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 2,000株

■募集株式の払込金額

1株当たり 25,000円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額1,000万円を以下の目的に充てる予定。

研究開発費 580万円

人件費 200万円

手数料 220万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額4,000万円(目標募集額1,000万円と上限募集額5,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

研究開発費 2,620万円

人件費 500万円

手数料 880万円

■投資金額のコース及び株数

100,000円コース(4株)

200,000円コース(8株)

300,000円コース(12株)

400,000円コース(16株)

500,000円コース(20株)

1,000,000円コース(40株)

2,000,000円コース(80株)

3,000,000円コース(120株)

4,000,000円コース(160株)

5,000,000円コース(200株)

10,000,000円コース(400株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(20株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(400株)を上限とする。

■申込期間

2026年6月13日~6月22日

■目標募集額

10,000,000円(上限募集額 50,000,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は40,000,000円とする。

■払込期日

2026年7月15日

■連絡先

株式会社DELISPECT

電話番号:04-7199-3620

メールアドレス:info@delispect.com

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

〈AMED採択〉国立がん研究センター発AIベンチャー始動。予測困難な意識障害『せん妄』のリスク評価と事前ケア支援に挑む「DELISPECT」

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