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株価指数先物【寄り前】 米国とイランの和平合意成立で+2σ水準が射程に

市況
2026年6月15日 7時48分

大阪9月限ナイトセッション

日経225先物 67440 +1320 (+1.99%)

TOPIX先物 3940.5 +58.0 (+1.49%) 

シカゴ日経平均先物 67270 +1150

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

12日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。トランプ米大統領は11日、週末にもイランとの合意文書に署名する可能性があるとの考えを示した。12日にはイラン外相が「これまでにないほど、覚書締結に近づいている」とX(旧ツイッター)に投稿。パキスタンのシャリフ首相もXへの投稿で「合意文書の最終案がまとまった」と述べた。米国とイランが近く戦闘終結に向けて合意するとの期待を背景に買いが広がった。

S&P500業種別指数は電気通信サービス、銀行、自動車・同部品が上昇した一方で、耐久消費財・アパレル、小売、医薬品・バイオテクノロジーの弱さが目立った。NYダウ構成銘柄では、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>、JPモルガン・チェース<JPM>、アメリカン・エキスプレス<AXP>、キャタピラー<CAT>が買われた。半面、ナイキ<NKE>、アップル<AAPL>、メルク<MRK>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、ボーイング<BA>が軟調。

シカゴ日経平均先物の清算値は大阪比1150円高の6万7270円だった。12日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比330円高の6万6450円で始まった。直後につけた6万6380円を安値にロング優勢の需給になった。6万7270円まで買われた後は、米国市場の取引開始後に6万6470円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、終盤にかけて上へのバイアスが強まり6万7530円まで上昇。引けにかけては6万7200円~6万7450円辺りでの推移となり、日中比1320円高の6万7440円でナイトセッションの取引を終えている。

シカゴ先物にサヤ寄せする形で、買い先行で始まることになろう。ナイトセッションでボリンジャーバンドの+1σ(6万6910円)を上回ってきたことで、+2σ(6万9260円)とのレンジに移行してきた。

なお、パキスタンのシャリフ首相は14日(日本時間15日早朝)、米国とイランとの間で和平合意が成立したとXへの投稿で明らかにしたと報じられた。米国とイランが「軍事作戦の即時かつ恒久的な終了」を宣言したようであり、19日にスイスで署名が行われる見通し。為替市場では円相場が1ドル=159.70円台へと円高に振れているほか、サンデー原油は1バレル=79ドル台に下落。NYダウ先物は300ドル高、ナスダック100先物は300ポイント近く上昇している。

これを受けて朝方はロングが集中する可能性が高いと考えられ、3日につけた高値6万8900円が射程に入ってきそうだ。買い一巡後は利益確定に伴うロング解消や短期的なショートを誘う可能性はあるものの、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。そのため、オプション権利行使価格の6万7000円から6万9000円辺りでのレンジを想定する。

12日の米VIX指数は17.68(11日は19.44)に低下した。戦闘終結に向けた協議進展への期待から低下傾向となり、一時17.59と25日移動平均線(17.62)を割り込む場面もあった。同線を明確に割り込んでくるようだと、4日につけた15.18を意識したリスク選好に向かわせよう。

12日のNT倍率は先物中心限月で17.03倍(11日は16.81倍)に上昇した。25日線(16.49倍)と+1σ(16.92倍)とのレンジ内での推移を継続していたが、一気に+1σを上抜ける形で+2σ(17.34倍)とのレンジに移行した。時価総額トップになったキオクシアホールディングス<285A>[東証P]が引き続き強い値動きを続けるようだと、NTロングに振れやすいとみられる。

株探ニュース

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