株価指数先物【寄り前】 イラン情勢にらみでスキャルピング中心のトレード
大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 71850 +230 (+0.32%)
TOPIX先物 4073.5 +5.0 (+0.12%)
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
18日の米国市場は、ジューンティーンス(奴隷解放記念日)の祝日で休場だった。欧州市場ではSTOXX欧州600指数、英国FTSE100指数、ドイツDAX指数などが軒並み下落した。19日にスイスで予定されていた米国とイランの協議が取りやめとなり利益確定の売りが出たほか、欧州中央銀行(ECB)当局者のインフレを巡るタカ派的な発言が影響した。
19日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比180円高の7万1800円で始まった。7万2000円台を回復した後に7万1630円まで軟化する場面もみられたが、プラス圏をキープしており、中盤にかけて7万2210円まで切り返した。買い一巡後は7万2000円~7万2200円辺りの狭いレンジで推移。引け間際にレンジを若干下抜けており、日中比230円高の7万1850円でナイトセッションの取引を終えている。
19日の米国市場は休場だったため、海外勢のフローは限られる可能性がある。また、21日午後(日本時間22日未明)に、米国とイラン、仲介国のパキスタンとカタールを交えた4者で協議が行われた。しかし、レバノン情勢やイランによるホルムズ海峡再封鎖を巡り、トランプ米大統領は自身のSNSで再び態度を硬化。これにイランが反発したと報じられている。60日間の交渉期間に入ったばかりで一気に緊張が高まることはなさそうだが、原油先物の動向をにらんだスキャルピング中心のトレードとなろう。
日経225先物は、ボリンジャーバンドの+1σ(6万9480円)と+2σ(7万2620円)とのレンジ内での推移を継続しており、足もとでは+2σに沿った形でトレンドを形成している。+1σが7万円に接近してきたため、7万円台を固める動きになりそうだ。同バンドに接近する局面では、押し目待ち狙いのロングに向かわせよう。
イラン情勢を警戒しつつも、交渉期間中はショートに傾けるポジションは控えておきたい。もっとも、+2σ突破を狙った積極的なロングも手控えられやすく、同バンドを上抜ける局面では、短期的ながら戻り待ち狙いのショートが入りそうである。そのため、オプション権利行使価格の7万2000円を中心した上下の権利行使価格となる、7万1000円から7万3000円のレンジを想定。
19日の米VIX指数は16.78(18日は16.40)に上昇した。一時17.27まで切り上がる場面もみられたが、25日移動平均線(17.39)が抵抗線として意識されていた。ボトム圏での推移ではあるが、やや下値を切り上げての推移をみせているため、25日線のほか200日線(18.61)辺りへの上昇はありそうだ。
19日のNT倍率は先物中心限月で17.60倍(18日は17.47倍)に上昇した。上向きで推移する+1σ(17.26倍)と+2σ(17.77倍)とのレンジ内での推移を継続。キオクシアホールディングス<285A>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]など、指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株の上昇が日経平均型を押し上げた。方向性はNTロングとなるが、+2σに接近してきたことで、リバランスの動きも意識しておきたい。
株探ニュース