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6年で資産テンバガー、秘訣は「さらば優良大型株」&「クスリのリスク管理」

特集
2026年6月23日 10時30分

すご腕投資家さんに聞く 『銘柄選び』の技
AI相場で勝つ人
Narimotoさんの場合-1回完結

登場する銘柄
ニッピ<7932>、日神GHD<8881>、日本トムソン<6480>

編集・構成/真弓重孝、取材/高山英聖、イラスト/福島由恵

【タイトル】イラスト:福島由恵
■Narimotoさん(ハンドルネーム・40代・男性)のプロフィール:
兼業投資家。薬剤師として働くかたわら、投資にも取り組んでいる。開始は2020年。当初はインデックス投資や日米の大型株を中心に運用していたが、次第に投資の面白さに引き込まれ、「宝探し」のような魅力を感じる中小型株投資へと軸足を移した。リスクを抑えるため分散投資を徹底しながら運用し、足元の株式運用額は1億3000万円に達している。「株探-個人投資家大調査-2026」の回答者で、投資スタイルは「バリュー重視」、日本株投資の腕前は「上級者」となる。

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この記事を読んで分かること
1. 6年間で資産10倍に増やした秘訣
2. 資産バリュー株を選ぶ際に注目する4つのポイント
3. 薬剤師のスキルが銘柄選びに役立っている理由

約6年の投資歴で資産を10倍超に増やし、億り人となったのが、今回紹介するNarimotoさん(ハンドルネーム)だ。

目を引くのは、そのリターンの大半を直近2年足らずで稼ぎ出したことだ。2024年8月時点で3400万円だった資産は、その後急速に増加し、足元では1億3000万円に達している。

飛躍のきっかけとなったのは、優良大型株から中小型バリュー株狙いへの転換だ。もともとは大手総合商社やメガバンクなどに投資をしていた。

だが、アナリストのカバーが少ない中小型株のほうが、「割安に放置されている銘柄が多く、大きな値上がり余地を期待できる」と考え、路線変更した。

ただ、中小型株はアナリストのカバーが限られている分、潜在的な成長力が評価されて株価水準が見直されるハードルは高まる。その結果、割安放置が一向に解消されない「バリュートラップ」に嵌(は)まるリスクも高くなる。

玉石混交の中小型株の中で「玉」を探し当てる。その支えとなったのが本業である薬剤師としての経験だ。「薬局業務で求められるスキルは、銘柄選びと共通する部分が多い」(Narimotoさん)

戦略転換から2年足らずで億り人になったNarimotoさんの技を見ていこう。

資産バリュー株を長期分散

中小型株の中でも、Narimotoさんがターゲットにするのが資産バリュー株だ。現預金や土地、有価証券など企業が保有する換金可能な資産価値に比べて時価総額が低い銘柄だ。

リスク抑制を1丁目1番地にするNarimotoさんのポートフォリオは、この資産バリュー株を中心に200銘柄以上に分散している。そのうえで、長期保有で含み益をじっくりと膨らませていくスタイルをとっている。

1銘柄あたりの投資額は、勝負銘柄で最大700万円程度にとどめるようにしている。全体の運用額に占める割合は5%程度。こうした勝負銘柄は20ほどあり、Narimotoさんの資産拡大をけん引する存在だ。

売買益期待が最大の銘柄はニッピ<7932>

では勝負銘柄はどのように選んでいるのか。足元で売買益の期待が最も高いのが、コラーゲンなどを使った化粧品を展開するニッピ<7932>だ。

取得開始は2024年8月で、足元で600株を保有している。時価評価額は700万円、うち200万円超が含み益だ。「株価の上昇余地はまだ大きいため、保有は継続する」(Narimotoさん)

Narimotoさんがニッピを選んだ理由は、大きく4つある。資産10倍化を実現した投資スタイルの根幹に、どのような考え方があるのか。

■ニッピの週足チャート(2023年12月~)

【タイトル】

注:出来高・売買代金の棒グラフの色は当該株価が前期間の株価に比べプラスの時は「赤」、マイナスは「青」、同値は「グレー」。以下同

※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。

次ページ ニッピを選んだ4つのポイント

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