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約1カ月ぶりに67000円台割れに【クロージング】

市況
2026年7月8日 16時41分

8日の日経平均は続落。1437.91円安の66819.05円(出来高概算23億6000万株)と終値ベースでは6月12日以来約1カ月ぶりに67000円台を割り込んで取引を終えた。前日の米テック株安に加え、韓国総合株価指数(KOSPI)も下落して始まったため、東京市場も半導体・AI関連株中心に売りが先行し、日経平均は取引開始後には67122.49円まで水準を切り下げた。その後は押し目買いなどにより一時プラスに転じる場面もあったものの、午後に入ると、KOSPIがじり安歩調をたどり一時6%超も下落したことから、日経平均もこれに連動する形で弱含んだ他、上場投資信託(ETF)の分配金捻出のための換金売りが出たことも影響したとみられ、日経平均は安値引けとなった。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が960に達し、全体の6割超を占めた。セクター別では、鉱業、海運、パルプ紙、証券商品先物など9業種が上昇。一方、精密機器、非鉄金属、機械、建設など24業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、KDDI<9433>、メルカリ<4385>、アサヒ<2502>、花王<4452>が買われた半面、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>が冴えなかった。

前日の米国市場でもAI関連株中心に売られ、主要株価指数は下落。なかでもSOX指数が4%超下落したことが東京市場にも響いた。また、中東リスクが再燃したことも投資マインドを悪化させたほか、KOSPIが下落して始まったことも嫌気され、日経平均の下げ幅は一時1100円を超えた。その後、東京市場でも押し目を拾う動きが活発化し、日経平均は切り返す場面もあった。ただ、結局後場には再度弱含む展開となり、大幅安となっている。また、本日は中東リスクから原油価格が上昇したため、原材料高などが再び意識され、景気敏感株でも値を消す銘柄が目立っていた。

前日まではAI関連株を敬遠した資金がバリューや内需株などに向かっていたが、タイミング悪く中東リスクが再燃したこともあり、総じてリスク回避の動きが優勢になってしまったのはやや想定外だった。中東リスクの度合い次第にはなるものの、新規の手掛かり材料にも乏しいだけに、今月下旬から発表が本格化する主要企業の決算内容を確認するまでは、やや調整気味の展開が継続するシナリオも念頭に置いておく必要があろう。

《CS》

提供:フィスコ

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