株価指数先物【寄り前】 -2σおよび75日線割れを狙ったショートが入りやすい
大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 65430 -920 (-1.38%)
TOPIX先物 4004.5 -43.0 (-1.06%)
シカゴ日経平均先物 65395 -955
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
23日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。イエメンの親イラン武装勢力フーシ派がホルムズ海峡の代替ルートとされる紅海で、サウジアラビアの原油タンカー2隻を攻撃したと報じられた。中東情勢の緊迫化でWTI原油先物価格が一時1バレル=93ドル台に上昇したことが重荷になった。また、22日夕に決算を発表したアルファベット<GOOG>やテスラ<TSLA>、テキサスインスツルメンツ<TXN>が大幅に下落したことで、主力株に売りが広がった。
NYダウ構成銘柄ではハネウェル・インターナショナル<HON>、メルク<MRK>、アムジェン<AMGN>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、トラベラーズ<TRV>が買われた。半面、アルファベットのほか、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、セールスフォース<CRM>、ウォルト・ディズニー<DIS>、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>が軟調。
シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比955円安の6万5395円だった。23日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比300円安の6万6050円で始まった。直後に6万6530円まで買われる場面もみられ、買い一巡後は6万6200円~6万6500円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後に下へのバイアスが強まり、6万5000円まで下落幅を広げた。売り一巡後は6万5150円~6万5600円辺りでの推移が続き、日中比920円安の6万5430円で取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、日経225先物は売りが先行することになりそうだ。下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σ(6万4360円)と-1σ(6万6510円)とのレンジ内であり、-1σ水準に上値を抑えられる形からの調整で、-2σに接近した。-2σ水準には75日移動平均線(6万4500円)も位置していることもあり、同水準割れを想定した仕掛け的なショートを誘いそうである。
週足では13週線(6万5920円)と-1σ(6万2550円)とのゾーンとなるが、13週線に上値を抑えられ、調整をみせてきたことで、スキャルピング中心のトレードのなかで戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろう。
ただ、アルファベットやテスラ、テキサスインスツルメンツの下落については、前日の時間外取引での下落によって、ある程度は織り込まれていると考えられる。一方で、23日の取引終了後に決算を発表したインテル<INTC>は、2026年4~6月期の売上高が予想を上回ったほか、7~9月期の収益見通しも市場予想以上だったことで、時間外取引で上昇している。そのため、売り一巡後は押し目待ち狙いのロング対応に向かわせる可能性はありそうだ。オプション権利行使価格の6万4000円から6万7000円辺りでのレンジを想定。
23日の米VIX指数は18.70(22日は16.64)に上昇した。一時20.31まで切り上げて200日線(18.69)を突破する場面もあった。その後は上げ幅を縮めているが、200日線水準を上回っての推移をみせてくるようだと、6月上旬につけた23.34辺りが射程に入ってくる可能性もあることから、やや神経質にさせそうだ。
23日のNT倍率は先物中心限月で16.39倍(22日は16.35倍)に上昇した。一時16.51倍まで切り上げる場面もみられたが+1σ(16.60倍)には届かず、その後は75日線(16.44倍)を挟んでの推移をみせている。前日はアドバンテスト<6857>[東証P]が終日堅調だった一方で、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]は午後に入り軟化しており、半導体・AI関連株の不安定な値動きがスプレッドを狙いにくくさせよう。
株探ニュース