話題株ピックアップ【夕刊】(3):日本ペHD、INPEX、スクリン
■クオリプス <4894> 4,235円 +105 円 (+2.5%) 本日終値
クオリプス<4894>は反発。28日取引終了後、27年3月期連結業績予想について、これまで非開示としていた売上高を5億4000万円(前期比2.5倍)とし、最終損益を13億9000万円の赤字から5億7000万円の赤字(前期10億2200万円の赤字)へ上方修正すると発表した。9月以降に開始されるリハートの販売による影響を織り込んだ。補助金収入なども寄与する見込み。これが手掛かりとなっている。
■日本ペHD <4612> 1,237円 +29 円 (+2.4%) 本日終値
日本ペイントホールディングス<4612>が3日続伸。大和証券は28日、同社株の投資判断を5段階で真ん中の「3(中立)」から2番目の「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は1370円から1390円に見直した。同証券では26年12月期の連結営業利益を前期比13%増の2900億円と会社計画(2830億円)からの上振れを予想。同社の中国事業の経営力は高く、利益を牽引すると期待している。中東情勢による影響は、中国・米国は軽微で済みそうとし、日本や一部アジアではシンナーなどの調達難・原料高が想定されるが、代替調達や値上げで吸収する、とみている。
■INPEX <1605> 3,616円 +50 円 (+1.4%) 本日終値
INPEX<1605>が3日ぶりに反発。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月限が、日本時間29日午前に一時1バレル=83.10ドルまで上昇した。28日の清算値(終値に相当)は前日比3.35ドル安の79.26ドルだった。米ニュースサイトのアクシオスは29日、イランがヨルダンの米軍基地に28日に複数の弾道ミサイルを発射したと報じた。イラン情勢が警戒され、時間外取引でWTI価格が上昇しており、同社株には買いが入った様子だ。
■イオン <8267> 1,439.5円 +19.5 円 (+1.4%) 本日終値
イオン<8267>は朝安後プラス圏に浮上。この日、28日の熊本地震発生後に起きた「イオンモール熊本」での爆発事故についてコメントを発表した。地震発生直後に客の避難誘導を行い、モールに出店する専門店などの従業員とグループ従業員が避難したと経緯を説明。爆発が起きたのち、専門店とグループ従業員約2700人についてイオングループ安否確認システムを使用して確認したところ、4人の安否が依然不明という。会社側は、今後も行政、消防、警察などの指導を受けながら4人の捜索と救出に「全力を尽くす」とした。
■フィナHD <4419> 1,603円 +12 円 (+0.8%) 本日終値
Finatextホールディングス<4419>が3日続伸。この日、子会社Finatextが、東京海上ホールディングス<8766>傘下の東京海上アシスタンスのロードアシスタンス向けのWeb請求システムを構築したと発表しており、好材料視された。東京海上アシスタンスは、東京海上グループで自動車保険に関連したロードサービス(ロードアシスタンス)事業を展開。今回構築したWeb請求システムは、これまで紙と電話のみで行われていた立て替え費用に関する保険金請求手続きをオンラインで実施できるようにするもので、顧客はWeb請求システムにアクセスし、必要な情報を入力することで請求が可能になる。一方、東京海上アシスタンスにおいては、迅速な保険金の支払いに寄与することになり、時間的・金銭的コストの大幅な削減が期待されている。
■スクリン <7735> 11,730円 -2,445 円 (-17.3%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
SCREENホールディングス<7735>は大幅続落。28日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の7250億円から7430億円(前期比22.7%増)、営業利益予想を1500億円から1565億円(同27.7%増)に引き上げたものの、物足りなさを意識した投資家の売りが優勢になっている。通期業績予想は過去最高レベルの受注が続いていることを踏まえ修正。同時に期末配当予想を8円増額の123円とした。年間配当予想は183円となる。同社は26年4月1日付で1株を2株に株式分割しており、前期実績は株式分割後ベースで146円50銭に当たる293円だった。4~6月は売上高が1217億7500万円(前年同期比10.3%減)、営業利益が143億6800万円(同41.1%減)となった。半導体製造装置事業が大幅な減収減益となったものの、想定通りだという。スライド案件を第2四半期(7~9月)に売り上げ計上する。
■キオクシア <285A> 38,380円 -6,170 円 (-13.9%) 本日終値 東証プライム 下落率3位
キオクシアホールディングス<285A>は朝高後に下落に転じる展開。市場の関心を集めた韓国半導体大手SKハイニックス<SKHY>が29日に発表した4~6月期連結売上高は前年同期比3.6倍の79兆3187億ウォン、純利益は同13.4倍の93兆9226億ウォンとなった。AI向け半導体メモリーの需要が好調だった。ただ、売上高は市場予想には達しなかった。この決算を受けSKハイニックスの株価は朝方上昇したものの買い一巡後は下落に転じている。キオクシアの株価も前日にストップ安に売られていただけに、値頃感からの買いも入り朝方値を上げたが、買い一巡後は下げに転じた。キオクシアは31日に決算発表を予定しており、その結果も注視されるなか株価は値の荒い動きとなっている。半導体関連株ではアドバンテスト<6857>やディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>も下落している。
■トクヤマ <4043> 3,911円 -401 円 (-9.3%) 本日終値
トクヤマ<4043>が続落。午前9時ごろに未定としていた27年3月期通期業績予想を発表し、売上高3920億円(前期比12.2%増)、営業利益340億円(同8.2%減)、純利益260億円(同17.1%増)と営業減益を見込むことが嫌気された。半導体関連製品の販売増加や欧米を中心にした歯科器材の好調継続、トクヤマライフサイエンスグループの連結化などが寄与し増収を見込むものの、化学品の販売減少や原燃料コストの増加が響く。なお、セメント・固化材の国内販売事業と一部連結子会社の株式譲渡による影響については影響額を精査中で業績予想には織り込んでいないとしている。また、同じく未定としていた年間配当予想は前期比12円増の132円(中間60円・期末72円)としている。なお、同時に第1四半期(4~6月)決算を発表しており、売上高856億5400万円(前年同期比4.7%増)、営業利益60億7600万円(同22.9%減)、純利益52億400万円(同6.0%増)だった。
■ルネサス <6723> 3,170円 -292 円 (-8.4%) 本日終値
ルネサスエレクトロニクス<6723>が大幅安で4日続落。この日、28日午後4時27分に発生した令和8年熊本地震に伴う事業活動への影響を発表。震源地付近に所在する川尻工場(熊本県熊本市)及び錦工場(熊本県錦町)については、地震発生後から操業を停止しているとしたことが嫌気された。会社側によると、錦工場で一部天井パネルの落下や壁面のひび割れが確認されているほか、川尻工場では壁面の亀裂や一部漏水が確認され、純水の供給を一時的に停止しているものの、両工場とも空調や電力供給設備などに問題はなく、クリーンルーム環境は維持されているという。
■エスコン <8892> 1,115円 -3 円 (-0.3%) 本日終値
エスコン<8892>は軟調。28日取引終了後、第1四半期(4~6月)連結決算を発表した。売上高は100億2700万円(前年同期比43.0%減)となり、最終損益は7億2000万円の赤字(前年同期9億5500万円の黒字)に転落した。これが嫌気されたようだ。分譲マンションの竣工が第3四半期に集中することから、前年同期と比較して第1四半期の引き渡し戸数が減少した。このため、通期の増収増益予想は据え置いている。なお、中東情勢の影響について会社側では今期竣工物件の資材調達の見通しは立っており、引き渡しスケジュールの遅延は発生しない見込みとした。
●ストップ高銘柄
シリコンスタジオ <3907> 1,318円 +300 円 (+29.5%) ストップ高 本日終値
円谷フィHD <2767> 2,330円 +400 円 (+20.7%) ストップ高 本日終値
イノバセル <504A> 553円 +80 円 (+16.9%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
サクシード <9256> 1,446円 -400 円 (-21.7%) ストップ安 本日終値
コスピブル <2033> 53,940円 -10,000 円 (-15.6%) ストップ安 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース